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2022年1月28-29日公開作品紹介!!『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』『 クレッシェンド 音楽の架け橋』『ノイズ』など
目次

『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』作品情報

巨大複合企業<アンブレラ社>の拠点があるラクーンシティ。この街の孤児院で育った主人公クレア・レッドフィールド(カヤ・スコデラリオ)は、<アンブレラ社>がある事故を起こしたことで、街に異変が起きていると警告する不可解なメッセージを受け取り、ラクーンシティへと戻ってきた。ラクーン市警(R.P.D)の兄クリス・レッドフィールド(ロビー・アメル)はクレアの言うことをありえない陰謀論とあしらうが、やがて二人は街中を彷徨う住民たちの変わり果てた姿を目の当たりにする。次々と襲い掛かってくる住民たち。そんな中、二人は<アンブレラ社>が秘密裏に人体実験を行ってきたことを知るが……。

『クレッシェンド 音楽の架け橋』作品情報

世界的指揮者のスポルクは、紛争中のパレスチナとイスラエルから若者たちを集めてオーケストラを編成し、平和を祈ってコンサートを開くという企画を引き受ける。オーディションを勝ち抜き、家族の反対や軍の検問を乗り越え、音楽家になるチャンスを掴んだ20余人の若者たち。しかし、戦車やテロの攻撃にさらされ憎み合う両陣営は激しくぶつかり合ってしまう。そこでスポルクは彼らを南チロルでの21日間の合宿に連れ出す。寝食を共にし、互いの音に耳を傾け、経験を語り合い…少しずつ心の壁を溶かしていく若者たち。だがコンサートの前日、ようやく心が一つになった彼らに、想像もしなかった事件が起きる――

『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊 』作品情報

第74回カンヌ国際映画祭に正式出品され、上映後は約9分間もの熱いスタンディングオベーションで讃えられた、ウェス・アンダーソン監督最新作が遂に日本に登場!物語の舞台は、20世紀フランスの架空の街にある「フレンチ・ディスパッチ」誌の編集部。米国新聞社の支社が発行する雑誌で、アメリカ生まれの名物編集長が集めた一癖も二癖もある才能豊かな記者たちが活躍。国際問題からアート、ファッションから美食に至るまで深く斬り込んだ唯一無二の記事で人気を獲得している。ところが、編集長が仕事中に心臓まひで急死、彼の遺言によって廃刊が決まる。果たして、何が飛び出すか分からない編集長の追悼号にして最終号の、思いがけないほどおかしく、思いがけないほど泣ける、その全貌とは──?

『ノイズ』作品情報

藤原竜也・松山ケンイチW主演の新感覚サスペンス映画『ノイズ』。ともに幾多の超個性的なキャラクターを怪演し、その圧倒的な演技力と存在感で日本映画界を代表する俳優だ。この2人の初共演といえば映画『デスノート』シリーズだ。シリーズ累計興行収入は 100 億円を超え、世界各国で上映されいまも語り継がれる映画史に名を残す伝説の“ライバル”が、今作ではサイコキラーの死体を隠す“共犯”という難役に挑む!原作は「予告犯」「マンホール」やフランスで ACBD 賞、国内では文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞している「有害都市」などを手掛け、日本のみならずヨーロッパでも絶大な人気を誇る鬼才・筒井哲也が 2017 年から 2020 年まで集英社「グランドジャンプ」で連載し、<鬼気迫る緊張感、衝撃のサスペンス!>と絶賛された全3巻のコミック。メガホンを取るのは廣木隆一監督。『ヴァイヴレータ』で国際的な評価を得て、今年は NETFLIX『彼女』でも話題の日本映画界を代表する名監督が、愛知県の全面協力を得て知多半島にて撮影し、最強キャストとともに全く新しいサスペンス映画を作り上げた。

『ナショナル・シアター・ライブ「ロミオとジュリエット」』作品情報

ロミオとジュリエットは、すべてを賭けて一緒になろうとした。反目する家族に反抗しながら、喜びと情熱の未来を追い求めていたが、周囲では暴力が勃発していた。この大胆な新作は、ナショナル・シアターの素晴らしい舞台裏に命を吹き込み、そこでは欲望、夢、運命がぶつかり合い、シェイクスピアのロマンチックな悲劇をまったく新しい方法で歌い上げている

『 METライブビューイング2021-22 テレンス・ブランチャード「Fire Shut Up in My Bones」』作品情報

子供時代に受けた性暴力のトラウマを背負った青年が、今、魂の浄化への旅に出る!黒人コラムニストのベストセラー自伝に基づいた、MET史上初の黒人作曲家による新作オペラ!ジャズ界の大御所にして映画音楽の大家T・ブランチャードが紡ぐ七色の音楽を、A・ブルー、L・ムーアら心動かす黒人歌手たちが歌い上げる。《ポーギーとベス》で絶賛を博したJ・ロビンソンとC・A・ブラウンの演出に、MET音楽監督Y・ネゼ=セガンのタッグで、MET新時代の幕が上がる! 

『名付けようのない踊り』作品情報

1978年にパリデビューを果たし、世界中のアーティストと数々のコラボレーションを実現し、そのダンス歴は現在までに3000回を超える田中泯。映画『たそがれ清兵衛』(02)から始まった映像作品への出演も、ハリウッドからアジアまで広がっている。 40歳の時、田中泯は“畑仕事によって自らの身体を作り、その身体で踊る”ことを決めた。そして74歳、ポルトガルはサンタクルスの街角で踊り、「幸せだ」と語る姿は、どんな時代にあっても好きな事を極め、心のままに生きる素晴らしさを気付かせてくれる。そんな独自の存在であり続ける田中泯のダンスを、『メゾン・ド・ヒミコ』への出演をきっかけに親交を重ねてきた犬童一心監督が、ポルトガル、パリ、山梨、福島などを巡りながら撮影。また、『頭山』でアカデミー賞短編アニメーション部門に日本人で初めてノミネートされた山村浩二によるアニメーションによって、田中泯のこども時代が情感豊かに点描され、ぶれない生き方が紐解かれてく―。

『Pure Japanese』作品情報

日光大江戸村で働く立石大輔(ディーン・フジオカ)は抜群の身体能力の持ち主だが、社交性がなく、一方日本の文化に傾倒している変わった男で、周囲からは距離をおかれていた。忍者ショーでも任されているのは、立ち回りではなく効果音担当。神社で人知れず、非科学的なトレーニングに勤しむのが日課だった

同僚の送別会が行われたパブには高校生でありながら、年齢をごまかして働くアユミ(蒔田彩珠)、アユミが祖父・隆三(渡辺哲)と暮らしている土地一帯を県議・黒崎(別所哲也)と結託し、中国人ブローカーに売り払ってしまおうと画策している地元のヤクザ長山組・陣内(坂口征夫)、佐伯(二ノ宮隆太郎)らの姿も。P(ure)J(apanese)キットという、日本人の純度を図る試薬が出回っていた。結果が50%と中途半端な数字だった佐伯は腹を立て、江戸村の忍者たちにも検査を強いる。その場での検査を拒否した立石だったが、自宅でPJキットを使用してみると、数値は100%。何故か湧き上がる高揚感

立石はショーである役に参加することになるが、アユミたちが見に来ているとき、派手に失敗してしまう。立石が立ち回りをできないのは過去に参加していた撮影現場でおこった事故によるトラウマで暴力に対するリミットをかけているのであった。

『前科者』作品情報

罪を犯した者、非行のある者の更生に寄り添う国家公務員、保護司。 保護司を始めて 3 年の阿川佳代(有村架純)は仕事にやりがいを感じ、様々な「前科者」のために奔走していた。 そんな中、佳代が担当している物静かな工藤誠(森田剛)は更生を絵に描いたような人物で、佳代は誠が社会人として自立する日は近いと楽しみにしていた。しかし、誠は忽然と姿を消し、再び警察に追われる身に。一方その頃、連続殺人事件が発生。捜査が進むにつれ佳代の壮絶な過去や、若くして保護司という仕事を選んだ理由も次第に明らかになっていき――。

『アダムス・ファミリー2 アメリカ横断旅行!』作品情報

あの、キモカワ家族が戻ってきた! 大人気アニメーションの第二弾「アダムス・ファミリー2 アメリカ横断旅行!」。今作では思春期を迎え、家族の食卓に顔を見せない長女ウェンズデーを心配したゴメズが、妻のモーティシア、ウェンズデー、パグズリー、フェスターおじさん、執事のラーチ、ハンドとペットのキティを連れて、家族の絆を深めるドライブ旅行をすることに!愉快な騒動を巻き起こすアダムス家の面々を待ち受ける事件とは!?

『サバイバル・シティ』作品情報

ブルース・ウィリス本格ハードアクション最新作!ベテラン刑事のデビッド(ブルース・ウィリス)と、その相棒のキャル(スウェン・テメル)は、長年の宿敵である麻薬組織の取引現場をついに押さえようとしていた。しかし、キャルの焦りから居場所がバレてしまい、たった2人VS組織での激しい銃撃戦となる。このままでは逃げ切れないと悟ったデビッドは、自ら囚われの身となり、キャルを脱出させる…。デビッドは常に銃口を向けられる絶体絶命の中、巧みな頭脳・心理戦を使い相手を攪乱、常識をブチ破る戦いをブチまける!今、世界でもっともタフな人質が誕生する!

『ディストピア2043 未知なる能力』作品情報

本作で製作総指揮を務めるのは、鬼才タイカ・ワイティティ。コメディを武器に独裁や偏見を描いた『ジョジョ・ラビット』で製作・監督・脚本・主演(ヒトラー役)をこなし、見事アカデミー賞で脚色賞受賞の快挙を成し遂げる。プロデューサーを買って出たのは、同じく『ジョジョ・ラビット』のプロデューサー、チェルシー・ウィンスタンリー。カナダ出身の監督ダニス・グーレを含め、3人は先住民族をルーツに持つ。同じ境遇の映画制作者として以前から友人関係であった3人の結成チームは、世界の分断や文化的・民族的な抑圧といった映画のテーマに説得力を持たせながら、“ファースト・ネーションズ(先住民
族)”とSFという異色ジャンルを融合し、トロント国際映画祭を始め、世界中の映画祭で絶賛された。

『スターフィッシュ』作品情報

友人が仕組んだ謎に巻き込まれ、悲しみに打ちひしがれるオーブリーは、手がかりをつなぎ合わせていくうちに、謎の信号の断片が入ったテープを次々と発見していく。だが巨大な生物が世界を支配し、彼女を囲み始めたことで、真相の追跡が妨げられる。オーブリーは、残りのテープを見つけるために、侵食してくる生物を撃退し、自分の抱えている悲しみを乗り越えなければならなかった。果たして信号は世界を救うことができるのか?

『ドント・ストップ』作品情報

現在も、世界各国で発生し続けているテロ事件。特にヨーロッパでは、『パリ同時多発テロ事件』『ノルウェー・ウトヤ島テロ事件』等の記憶も鮮烈で、いつ身近で発生しても不思議ではない“今そこにある危機”だ。それは本作の舞台となっているベルギーも例外ではなく、ショッキングな学校での無差別テロからはじまり、リアリティに満ちた緊迫感が全編を貫いている。それに加えて、救急車内という閉鎖空間でのサスペンス、ノンストップ・アクションの興奮。様々な魅力を併せ持つ、スリリングな傑作が誕生した。

『人狼ゲーム 夜になったら、最後』作品情報

本作は、全米で大ヒットしたUbisoftのゲーム「Werewolves Within」を映画化したエンターテイメント作品である。「Werewolves Within」は、日本では「人狼ゲーム」として知られるパーティーゲーム。味方になりすました人狼を会話などで見つけ出すゲームだが、本作では登場人物に“本物の人狼”が紛れ込んでいる。犯人探しに失敗すれば、文字通り喰い殺されてしまうのである。テンポの良い会話とインパクト満点の設定で、トライベッカ映画祭、ヌーシャテル国際映画祭、シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭等、各国の映画祭で旋風を巻き起こし、全米公開時には初登場10位にランクイン。ゲームの本場アメリカの「人狼ゲーム」を是非映像で堪能して欲しい。あなたは、人狼が吊ることができるか―?!

『優しき罪人』作品情報

交通事故で両親を失い、いきなり一家の主となったヨンジュ(キム・ヒャンギ)は自らの学業を放棄しても弟ヨンイン(タン・ジュンサン)の面倒だけはみようと決意する。しかし、ヨンインはそんな姉の思いをよそに、非行に走り問題を起こしてしまう。示談金を用意しなければヨンインが少年院送りになるという状況に直面したヨンジュは、両親の事故の加害者であるサンムン(ユン・ジェミョン)を訪ねるが…。

『仮面ライダーセイバー 深罪の三重奏(トリオ)』作品情報

神山飛羽真=仮面ライダーセイバーをはじめとする剣士たちが、その命を懸けて世界を救ってから、8年の月日が流れた。飛羽真は、親友・間宮や担当編集者・須藤芽依の手も借りながら、かつて剣士たちの戦いに巻き込まれて親を亡くした少年・陸とともに暮らしていた。彼は陸の父親代わりになろうとしていたのだが、陸の心の傷は癒えず、11歳になったいまも、笑顔を見せることはなかった。一方、翻訳家となった富加宮賢人は、立花結菜という女性との結婚を控え、充実した日々を送っていた。だが、そのころ、剣士たちをめぐって、奇妙な出来事が起こり始める。聖剣の持ち主たちがひとり、またひとりと消えてしまったのだ。事件の謎を究明すべく行動を開始した新堂倫太郎の前に突如として現れた、仮面ライダーファルシオン アメイジングセイレーン。変身を解いた篠崎真二郎は、自分こそが倫太郎の父だと名乗った。動揺する倫太郎。さらに賢人もファルシオンに遭遇し、学校から帰ってこない陸を探していた飛羽真までもが、ファルシオンに襲われる。アメイジングセイレーンワンダーライドブックに秘められた、恐るべき力とは?

『きみは愛せ』作品情報

カナザワ映画祭と金沢市竪町商店街が2019年から発足させた「期待の新人監督スカラシップ」第1回作品に選出され、企画製作された本作。冬の金沢でオールロケが敢行され撮影された。

監督は、若者たちの愛とセックスの形を描いた劇場デビュー作『愛うつつ』(主演:細川岳)が高く評価された新星・葉名恒星。本作では、ある退屈な町の片隅で、愛を求めてあがく若者たちの絶望とかすかな希望を赤裸々に描き出した。主演の慎一を演じるのは演劇ユニット・グレアムボックスなどで活躍する海上学彦。慎一の同居人で凛の兄でもある朋希役に『佐々木、イン、マイマイン』で一躍注目株俳優となった細川岳。妹の凛役にはヌードモデル・写真家としても活躍する兎丸愛美。 他、高野春樹、川添野愛、田中爽一郎、花影香音など、日本映画界注目の俳優陣が脇を固める。

『戦慄せしめよ』作品情報

佐渡島を拠点に日本の伝統芸能を世界に発信し続け、今年創立40周年を迎えた太鼓芸能集団 鼓童の初の主演映画が完成した。鼓童メンバーから届いたメールをきっかけに、goat, YPY, GEIST等のマルチな活動で知られる日野浩志郎が、延べ1ヶ月に及ぶ鼓童村での滞在制作で書き下ろした89分の楽曲群を、鬼才・豊田利晃が全編佐渡島で撮影、映像化した、震撼音楽映画 『戦慄せしめよ』。
2021年2月、映像配信のみでの発表後、ドイツ上映にて未だかつてない強烈な音楽体験で全土を震わせた本作の凱旋上映が決定。

『殺すな』作品情報

『地球外少年少女 前編「地球外からの使者」』作品情報

「電脳コイル」から15年。
当時誰もが想像しえなかった「ARがある暮らし」を予見した、監督・磯光雄。
彼が次に見通すビジョンは――「AIがある宇宙での暮らし」だった。 舞台は、インターネットも、コンビニもある「2045年の宇宙」。日本の商業ステーション「あんしん」で、少年少女たちは大きな災害に見舞われる。 大人とはぐれ、ネットや酸素供給が途絶した「あんしん」から、自力での脱出を目指す子供たち。ときに仲間の、ときにAIの力を借り、生きるための行動を採る彼らは、史上最高知能AIが語った恐るべき予言の「真意」にたどり着く。
絶体絶命の状況下で、子どもたちは何に触れ、何に悩み、何を選択するのか―― キャラクターデザインに吉田健一、メインアニメーターに井上俊之を迎え、最高のアニメーター陣で送る、オリジナルアニメ「地球外少年少女」。全6話シリーズを3話ずつ前後編として劇場公開。これは磯光雄がキミたちに贈る「未来予測」。未来からは逃れられない。

『ロックフィールド 伝説の音楽スタジオ』作品情報

70年代から2000年代にかけて、ブリティッシュ・ロックの名曲たちを次々と生みだした伝説の音楽スタジオ、ロックフィールドの歴史を辿るドキュメンタリー。

ブラック・サバス、クイーン、エコー&ザ・バニー・メン、イギー・ポップ、デヴィッド・ボウイ、ジューダス・プリースト、ロバート・プラント、シンプル・マインズ、モーターヘッド、ダムド、アズテック・カメラ、ピクシーズ、ブー・ラドリーズ、ザ・シャーラタンズ、コールドプレイ、マニック・ストリート・プリーチャーズ、ストーン・ローゼズ、ティーンエイジ・ファンクラブ、ザ・キュアー、XTC、バッドリー・ドローン・ボーイ、スエード、カサビアン、ニュー・オーダー、オーシャン・カラー・シーン、ポール・ウェラー、ジョー・ストラマー、アイドルズ、オアシスら、名前を挙げると切りが無いほどの多くの人気ミュージシャンが利用。オアシスの「ワンダーウォール」、コールドプレイの「イエロー」といった数えきれないほどの名曲たちがここで誕生した。1997年の最盛期にはイギリス国内ベスト10のうち7つのアルバムがロックフィールドで録音されたという逸話も持つ。中でも、クイーンの名曲「ボヘミアン・ラプソディ」をレコーディングしたのはこの地であり、映画『ボヘミアン・ラプソディ』(18)でもその様子が描かれたことで広く知られている。
本作は、ロックスターたちが多数登場し、ここでどのように過ごしたか、それがどのような経験となったか、自らロックフィールドでの逸話を楽曲とともに振り返る。これは農場を史上最も成功した音楽スタジオに変えた兄弟の物語であり、名曲誕生の秘話と共に紐解く、英国ロック史そのものである。

『ホラーちゃんねる 樹海』作品情報

『テレビで会えない芸人』作品情報

芸人、松元ヒロ。かつて社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」で数々の番組に出演し人気を博した。しかし90年代末、彼はテレビを棄て、主戦場を舞台に移す。政治や社会問題をネタに笑いで一言モノ申す。ライブ会場は連日満席、チケットは入手困難。痛快な風刺に、会場がどっと笑いで包まれる。しかしそれだけではない。松元ヒロの芸には、不思議なやさしさがある—

松元が20年以上語り続ける『憲法くん』は、日本国憲法を人間に見立てた演目。井上ひさしが大絶賛し、永六輔は「ヒロくん、9条を頼む」と言い遺した。その芸は、あの立川談志をしてこう言わしめた。「最近のテレビはサラリーマン芸人ばかり。本当に言いたいことを言わない。松元ヒロは本当の芸人」。けれど、いや、だからこそ、いまテレビで彼の姿を見ることはない…。

そんな今日のメディア状況に強い危機感を募らせていたのは、松元の故郷鹿児島のローカルテレビ局。2019年の春から松元ヒロの芸とその舞台裏にカメラが張りついた。監督は鹿児島テレビの四元良隆と牧祐樹。プロデュースを手掛けたのは『ヤクザと憲法』『さよならテレビ』などの衝撃作を世に送り出してきた東海テレビの阿武野勝彦。なぜ松元ヒロはテレビから去ったのか? なぜテレビは松元ヒロを手放したのか? そして本作はその答えを見つけられたのか?

『ファミリー・ネスト』『ダムネーション 天罰』作品情報

『ニーチェの馬』(2011)を最後に56歳という若さで映画監督から引退した後も、伝説的な7時間18分の『サタンタンゴ』(1994)が日本で初公開されるなど、熱狂的な支持者を生み出し続けているタル・ベーラ監督。ジム・ジャームッシュ、アピチャッポン・ウィーラセタクンといった映画監督たちに大きな影響を与えてきたタル・ベーラがいかにして自らのスタイルを築き上げ、唯一無二の映画作家になったのか。その足跡をたどるべく、『サタンタンゴ』以前、伝説前夜の日本初公開3作を4Kデジタル・レストア版で一挙上映する。
ジョン・カサヴェテスやケン・ローチを想起させると評された初期の作品から、“タル・ベーラ スタイル”を確立させた記念碑的作品『ダムネーション/天罰』(1988)まで、根底に共通しているのは、社会で生きる人々の姿を凝視し、それを映像にとらえる眼差しである。人々のリアルな姿を映し出すために繰り返し登場する酒場、そして酒場での音楽、歌とダンス。タル・ベーラのフィルモグラフィに一貫する共通項の萌芽を既にこれらの作品群に見て取ることができる。

『修羅の世界』作品情報

時代が流れるにつれ、文化や人の価値観は、移り変わるモノである―。この物語は、今まで自分が歩んできた道や自分を育てた人や道理を信じてきた<壮年の世代>と、これから自分たちが創り上げていくべき未来を信じる<若き世代>との間で、『たとえ間違っていたとしても、自分の信念を貫き通す』ことがキッカケで巻き起こる 衝突・別れ・過ちが繰り広げられる、裏社会を舞台にしながらも様々な世代が共感できる作品である。主演に、映画やドラマ、バラエティなど様々なジャンルで活躍し人気の的場浩司を迎え、共演には榊原徹士、青木玄徳などこれからのエンターテイメントを支える世代、そして小沢和義や渡辺裕之などの大御所世代を迎え、多様な世代間を巧みに演じる俳優陣が集結。スタッフには、裏社会をテーマにした作品をこれまで数多く手掛けてきた人材が集結。
これはただの「任侠映画」ではなく、「新しき時代か。それとも、古き良き時代か」という人間の根源をも揺さぶるべきテーマであり、かつ怒涛のアクションが繰り広げられるノワールエンターテイメント映画である。

『誰かの花』作品情報

横浜黄金町で30年営業を続ける2スクリーンの老舗の映画館、横浜シネマ・ジャック&ベティ。映画愛あふれるセレクトによる作品上映は地元のみならず県外にも多くのファンを持つ。そして映画界の重鎮の映画監督・俳優は元より若手映画監督からも愛されている映画館でもある。
本作は、2021年に30周年を迎えるジャック&ベティの企画作品としてつくられた。

『麻希のいる世界』作品情報

1999年の『月光の囁き』での衝撃的デビュー以来、話題作を精力的に発表し続け、海外からの評価も高い塩田明彦監督。その最新長編監督作である本作は、塩田監督作中でも特にファンの多い『害虫』(2002)、『抱きしめたいー真実の物語ー』(2014)、『さよならくちびる』(2019)を想起させる要素も多く、塩田監督の世界観が存分に表現された快心作となった。
主演は元さくら学院の新谷ゆづみ、日髙麻鈴によるダブル主演。『さよならくちびる』で二人と出会った塩田監督がその魅力を最大限引き出すため彼女たちを想定して書いたオジリナル脚本を見事に演じきった。共演には、本格的に俳優活動をスタートし、瑞々しくも躍動的な存在感を放つ窪塚愛流。また、現在の日本映画界になくてはならない重要な俳優としての歩みを重ね続ける井浦新らが参加。さらに、劇中歌を向井秀徳が提供。塩田監督作品で向井の楽曲が流れるのは、『害虫』、『カナリア』(2004)に続いて三度目となる。

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