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2022年2月11-12日公開作品紹介!!『ウエスト・サイド・ストーリー』『ちょっと思い出しただけ』『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』など

『ウエスト・サイド・ストーリー』作品情報

スティーヴン・スピルバーグ監督が、「ロミオとジュリエット」をモチーフにした<伝説のミュージカル>を念願の映画化。 舞台は、対立するグループによって引き裂かれたニューヨークのウエスト・サイド。運命に逆らい、社会の分断を乗り越えようとした“禁断の愛”の物語が、エンターテイメント史に残る数々の名曲とダイナミックなダンスと共に描かれる。 “異なる立場を越えて、私たちは手を取り合えるのか?”という普遍的なメッセージをこめて贈る、感動のミュージカル・エンターテイメント。

『ザ・ユナイテッド・ステイツ vs.ビリー・ホリデイ』作品情報

20年度の錚々たる映画賞に輝きゴールデン・グローブ賞主演女優賞(ドラマ部門)を受賞、アカデミー賞主演女優賞ノミネート果たした本作。魔性の歌声で肌の色や身分の違いを超えて当時の人々を魅了し、没後60年以上経っても、その強烈なカリスマ性が現代のアーティスト達に影響を与え続けているビリー・ホリデイの短い生涯に迫る。披露したら逮捕すると脅された人種差別を告発する禁断の楽曲「奇妙な果実」を頑なに歌い続け、何年にもわたりFBI捜査官に狙われたという。そんな壮絶な彼女の人生を『大統領の執事の涙』や、アカデミー賞ノミネートを果たした『プレシャス』の監督リー・ダニエルズがメガホンを取り、主演にはジャジーでソウルフルな声でファンを魅了してきたグラミー賞ノミネート歌手アンドラ・デイが務める。映画初出演ながら、そのズバ抜けた歌唱力で、ビリーの生き様を表すような名曲の数々を歌い上げる圧巻のステージパフォーマンス、そして、彼女の苦悩や信念を表す深みのある演技力は観る者全ての胸を打つ。

『ちょっと思い出しただけ』作品情報

照明スタッフの照生と、タクシードライバーの葉。物語はふたりが別れてしまった後から始まり、時が巻き戻されていく。愛し合った日、喧嘩した日、冗談を言い合った日、出会った日……。コロナ禍より前の世界に戻れないように、誰もが戻れない過去を抱えて生きている。そんな日々を”ちょっと思い出しただけ”。

『ブルー・バイユー』作品情報

2021年カンヌ国際映画祭に出品され、8分間におよぶスタンディングオベーションで喝采を浴びた、愛と感動の物語『ブルー・バイユー』。監督・脚本・主演を務めるのは、映画『トワイライト』シリーズで俳優として知られ、監督としても数々の賞を受賞している韓国系アメリカ人、ジャスティン・チョン。共演は、2015年『リリーのすべて』でアカデミー賞®︎助演女優賞を受賞したアリシア・ヴィキャンデル。韓国で生まれ、わずか3歳で遠くアメリカに養子に出された青年が、自身は知る由もない養父母の30年以上前の書類の不備で国外追放命令を受け、二度と戻れない危機に瀕したらどうするか?アメリカの移民政策で生じた法律の“すき間”に落とされてしまった彼は、愛する家族との暮らしを守れるのか。不器用な生き方しかできない男、大きな愛で支えようとする女、義父を失う不安を抱える少女。家族を襲う不幸に揺れ動く3人を美しい映像と共に力強く描いた傑作がいよいよ日本で公開される。

『嘘喰い』作品情報

嘘を見破れなければ、即死──。天才ギャンブラー“嘘喰い”こと斑目貘が、日本の政財界そして裏社会をも支配する会員制の闇ギャンブル倶楽部“賭郎”に挑む。待ち受けるのは、賭郎の会員権を所有する一流の権力者にして欲望にまみれた凶悪なイカサマ師たち。嘘 vs 嘘。イカサマも、殺し合いも、なんでもありの≪超危険なデス・ゲーム≫に没入せよ。

『国境の夜想曲』作品情報

『国境の夜想曲』は、ドキュメンタリー映画の名匠ジャンフランコ・ロージの最新作だ。第77回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門に選出され、ユニセフ賞、ヤング・シネマ賞 最優秀イタリア映画賞、ソッリーゾ・ディベルソ賞 最優秀イタリア映画賞の3冠を獲得した。

本作は3年以上の歳月をかけて、イラク、シリア、レバノン、クルディスタンの国境地帯で撮影された。この地域は2001年の9.11米同時多発テロ、2010年のアラブの春に端を発し、今年2021年8月のアメリカのアフガニスタンからの撤退とそれに伴う悲劇に至るまで、現在と地続きで、侵略、圧政、テロリズムが数多くの人々を犠牲にしている。そんな幾多の痛みに満ちた地をロージ監督は通訳を伴わずにひとり旅をし、そこに残された者たちの声に耳を傾け続ける。

戦争で失った息子を想い哀悼歌を歌う母親たち、ISIS(イスラム国)の侵略により癒えることのない痛みを抱えた子供たち、政治風刺劇を演じる精神病院の患者たち、シリアに連れ去られた娘からの音声メッセージの声を何度も聞き続ける母親、夜も明けぬうちから家族の生活のため、草原に猟師をガイドする少年。

平和な日常に生きる我々からは想像もできない、夜の闇のような絶望に満ちた生活。4つの地域を映しながらも、映画の中ではその地域を明示しない。それは、国境の向こうでもこちら側でも、どちらにも同じように“ただ毎日を生きる人々”がいるからだ。油田と、銃声と、軍隊の行進と隣り合わせの世界。そこに暮らしているからこそ感じられる一条の希望と、懸命に生きようとする人々の姿が確かに見えてくるはずだ─。

『ティル・デス』作品情報

仮面夫婦のエマとマークが迎えた結婚記念日。マークは人里離れた湖畔の家で二人きりのバカンスを用意し、そこで「結婚生活をやり直したい」とエマに想いを伝える。思いがけない夫の態度に、二人の関係の修復を期待して夢心地で体を重ねるエマ。ところが、翌朝目を覚ますとエマはマークと手錠で繋がれており、マークは意味深な言葉を残して拳銃で自分の頭を打ち抜いてしまう。エマは夫の死体を引きずりながら湖畔からの脱出を試みるが、車のガソリンは抜かれ、電話は故障しており、自身が外界と断絶されている事実に絶望する。そんな彼女へ追い打ちをかけるかのように怪しげな男達が現れエマに襲い掛かる。果たして誰が何のためにこの恐ろしい状況を作り出したのか?そしてエマはこの悪夢から抜け出す事ができるのだろうか?

『ロスバンド』作品情報

ドラム担当のグリムと、親友でギター兼ボーカルのアクセルはノルウェーのロック大会に出るために練習に励む毎日。グリムはアクセルの音痴が気になってしかたがない。真実を言い出せないまま、念願の大会出場のチケットを手に入れたものの、ベースもいなければ、開催地は遥か北の果ての町・トロムソ。ベーシストのオーディションにやってきた9歳のチェロ少女のティルダを仲間に入れて「ロスバンド」を結成し、近所に住む名ドライバーのマッティンの運転で長旅のドライブに出かけるが……。果たして4人はトロムソに無事たどり着いて、ロック大会で演奏することができるのか。

『THE RESCUE 奇跡を起こした者たち』作品情報

本作は、『フリーソロ』(18)で2019年アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞したエリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィとジミー・チン両監督が、不可能と思われた救出劇の詳しい内容を明らかにしながら、洞窟探検のエキスパートたちの果敢な挑戦と功績を映し出したドキュメンタリー。ダイバーたちにとっても危険と隣り合わせの状況で、様々な困難が降りかかる綱渡りのような救出作戦に思わず息を呑む。ドキュメンタリーでありながら、息もつかせぬ緊張感が続き、エンターテイメントとしての面白さも兼ね備えている。今まで明かされなかった貴重な内部映像や関係者へのインタビューに加え、VFXを駆使して洞窟救助の全貌を3Dで描いたリアルな再現映像の撮影も行い、リアリティを追求。世界中から救助のために集まった民間ダイバーたちの人間性や勇気、団結力にスポットを当てたことで深い感動を呼ぶドキュメンタリーに仕上がった。今回、日本の劇場公開に併せて素材を4K化したことでさらに臨場感が増した圧巻の映像になっている。

『オーストリアからオーストラリアへ ふたりの自転車大冒険』作品情報

ドローンと4Kカメラを積み込み、オーストリアからオーストラリアまで自転車で走破する旅に乗り出したアンドレアスとドミニク。赤の広場やステップ砂漠、ヒマラヤ、カラコルム山脈などの絶景を通り抜け、ロシア、カザフスタン、中国、パキスタン、インドなどユーラシア大陸を横断し目的地へ。

初日から豪雨と暴風に襲われ、灼熱、水・食料の枯渇、日射病、虫、友情の危機…未経験の困難が二人を待ち受ける。好奇心と情熱に突き動かされたふたりは、果たして最終目的地オーストラリアのブリスベンまで到達できるのか―⁉
―タフでクレイジーな旅の圧倒的なリアリティがここに!

『劇場版 ほんとうにあった怖い話 事故物件芸人4』作品情報

事故物件 怖い間取り』に続く、曰くつきの物件を舞台にした、お笑い新世代芸人による新感覚ホラーオムニバス「劇場版ほんとうにあった怖い話~事故物件芸人~」シリーズ第4弾! 今回は、 マヂカルラブリーの村上、ジェラードン、レインボーなどが主演する。

『北風アウトサイダー』作品情報

大阪府生野にある在日朝鮮人の町。 みんなの母代わりであるオモニ(オカン)の葬儀が行われていた。 15年前に失踪した長男・ヨンギはそこに現れない。 オモニが始めた店の借金に追われ、ヨンギを除く3兄妹たちは途方に暮れる。 そんな中、ヨンギが帰ってくる・・・。 変わり果てた長男に困惑する兄妹たち。 家族とは・・・。 様々な人の想いがすれ違うなかで、大きな愛によってはたして家族の絆は取り戻せるのか。

『高津川』作品情報

ダムが一つもない一級河川、日本一の清流「高津川」の流域に暮らす、牧場を経営している斎藤学(甲本雅裕)。妻を亡くし、母絹江(奈良岡朋子)、娘の七海(大野いと)、息子の竜也(石川雷蔵)の4人暮らし。七海は大阪から帰って来たばかりで、高校生の弟・竜也の考えていることは分からない。地元の誇りである「神楽」の舞いは歌舞伎の源流ともいわれ、代々舞手が受け継がれて来たが
学は、今年舞手の舞台を踏む竜也が稽古をさぼってばかりいること、進路のことを危惧する日々だった。

地方の問題の「都会への若者の流出による人口減」や「祭りや技術の伝承の存続」は危機的状況にあり、高津川流域で暮らす人々も同じ問題を抱えていた。
そんな時、母校である小学校が閉校になるという知らせや、高津川上流にリゾート開発の話が持ち上がり、学の同級生で母親の介護をしながら老舗の和菓子屋を継いだ陽子(戸田菜穂)、寿司屋を継いだ健一(岡田浩暉)、高津川の清流で農業・養蜂をしている秀夫(緒形幹太)、東京で弁護士をしている誠(田口浩正)、市役所勤めの智子(春木みさよ)、主婦の久美子(藤巻るも)らが集まって何をすべきか相談することに。

母校の閉校を受け、最後の運動会に「日本各地にいる卒業生を集めよう」という話になる。高津川の恩恵や重要性は認識しつつも何が出来るか答えは出ないまま…唯一リゾート開発を否定しなかった誠は、学に連れられ誠の父、正(高橋長英)の元へ目を逸らしてきた現実と今失おうとしている大切なものを目の当たりにすることとなる。

守るべきは何だったのか。失おうとしているものは何なのか。今それぞれの想いを乗せた最後の運動会が開催される。それぞれが見つけ出した答えとは…

『 パリ・オペラ座バレエ・シネマ「プレイ」』作品情報

パリ・オペラ座バレエ団のダンサーたちと初めてコラボしたスウェーデンの振付家アレクサンダー・エクマンはコンテンポラリー・ダンス界の注目の的。アレクサンダー・エクマンは、スウェーデン・ロイヤル・バレエ団で訓練を受けた後、ネザーランド・ダンス・シアターやクルベリ・バレエ団で踊り、その後、振付家に転向。彼の言葉は、直感的でありながらユーモアに富み、演劇性と古典的・現代的な語彙を兼ね備えている。夢のようなイメージの壮大な作品で知られる彼は、ガルニエ宮の舞台を、金属製の構造物、空間に浮遊するダンサー、高架などで埋め尽くしました。これは、魅力的なリズムとコミュニケーションのエネルギーに支えられた驚くべき作品。あまりバレエに馴染みのない人も、一つの芸術パフォーマンスとして楽しめること必至!!

『地球外少年少女 後編「はじまりの物語」』作品情報

ようやく大人たちと合流を試みる子供たち。しかし事故の全貌を知り呆然とする。商業彗星が破片を撒き散らしながら地球や「あんしん」に衝突しようとしていたのだ。それは殺処分されたはずのAI「セブン」の計画の一部だった……!セブンの復活を恐れるUN2.1からも攻撃目標と定められた子どもたちは、ダッキー、ブライトと協力し、彗星と接続を試みるが、その最中で心葉のインプラントの寿命が迫る……!はたして登矢は彗星の落下をくい止め、心葉を助けることができるのか。子供たちの「未来」の行方はーー。

『シティ・オブ・ジョイ【4Kデジタル・リマスター版】』作品情報

ひとりの少女の命を救えなかったことから自分の無力さに絶望し、救いを求めてインドのカルカッタへやって来たアメリカ人青年医師マックスは、貧困から逃れるために田舎から出て来た車引きのハザリ一家と、”歓喜の街”(シティ・オブ・ジョイ)と呼ばれるスラム街で出会う。街で診療所を運営する白人女性ジョアンに頼まれ、しぶしぶ診療の手伝いを始めたマックスだったが、街の支配者ガタクとその息子アショカに搾取されながらも懸命に生きようとするハザリら街の人々を見て、医者として、また人間としての意義と尊厳を取り戻していく──。

『西成ゴローの四億円』作品情報

大阪の西成に住む、日雇い労働者・土師晤郎。腕っぷしが強くて皆から頼られる反面、殺人罪で服役していた過去から「人殺しのゴロー」という異名を持っていた。断片的に記憶を失った彼だが、元政府諜報機関の工作員だったこと、妻と娘がいたことなど記憶を少しずつ取り戻していく。ある時、家族の現状を知ったゴローは、固く決意する。「心臓移植が必要な難病を患う一人娘のために、どんなことをしてでも四億円を稼いでみせる」ということを――。

本作は、世界中の映画祭で感動の嵐を巻き起こした映画『ひとくず』(2020年ロンドン国際映画祭グランプリ&主演男優賞受賞ほか多数受賞)の上西雄大が、新たにメガホンをとったオリジナル作品。現代社会に巣食う闇の世界や人間の情の力を根底に、大金を稼ごうと必死に抗う一人の男の生き様が描かれる。同時に、登場人物たちの所持金や貯蓄額からその人物の生活や経済観念が分かる構成になっておりリアルな人間模様を味わうことのできるマネー・クライム・エンタテインメントが新たに誕生した。

『われ弱ければ 矢嶋楫子伝』作品情報

『標的』作品情報

特定のメディアや個人を狙う攻撃が繰り返され、多くのメディアが萎縮し、沈黙する。そんな日本のメディア状況を描きたいと、元RKB毎日放送(福岡)ディレクターの映像作家、西嶋真司監督がドキュメンタリー映画「標的」の製作を進めている。この映画に力を注ぐため、長年勤めたテレビ局を離れた。

西嶋さんは戦争や人権をテーマにテレビ番組を数多く製作。朝鮮人強制連行や公害問題などで多くの著書を出した記録作家・林えいだいを描いた映画「抗(あらが)い」で平和・協同ジャーナリスト基金賞大賞を受賞した。

今回の主人公は、元朝日新聞記者で「週刊金曜日」発行人兼社長の植村隆氏(61)。朝日新聞が2014年に慰安婦問題で一部記事を虚偽と認めて取り消した際、植村氏の記事は訂正や取り消しの対象外だったが、ネットや電話で非難が集中。勤務先や家族も脅迫された。

西嶋さんは植村氏が元慰安婦の記事を最初に書いた1991年から3年間、ソウル特派員だった。「私を含め、当時ソウルにいた記者はみな慰安婦問題の記事を書いた。20年以上たって彼だけが標的にされ『捏造(ねつぞう)』と攻撃されるのはおかしい」と撮影を始めた。

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