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インド音楽界の歴史が動いた!22年ぶりのメジャーガールズユニット”W.i.S.H.”誕生!K-POPに次ぐ世界市場を狙う!!

インド音楽界の歴史が動いた!22年ぶりのメジャーガールズユニット”W.i.S.H.”誕生!K-POPに次ぐ世界市場を狙う!!

3月1日、インドの音楽界の歴史が動いた!!

去年の5月の記事「マラヤーラム映画『Oh My Darling』に本格K-POPアーティストのリンダ・クエロが参加!K-POPっぽいじゃなくて本物だった?!!」のなかで、インドがガールズユニットに目をつけたら歴史が動くかもしれないと書いたが、ついにそれが現実のものとなったのだ。

つまりアヌシュカ・マンチャンダらによって2000年代前半にインドのスパイスガールズやデスティニーズ・チャイルドを目指して結成された”Viva!”以降、メジャーレーベルとしては誕生してこなかったポップ・ガールズユニットが22年ぶりに、マイキー・マクレアリープロデュースによって”W.i.S.H.”が誕生したということ。

メンバー構成は、NEXA Musicシーズン1のトップ4である姉妹デュオ”シメトリ“のリヤ、シムラン・デュガルに加え、ドラマ「フォー・モア・ショット・プリーズ!」のマイキーが手掛けた楽曲「Warning Signs」、「Demons」にも参加していたゾーイ・シドハース、そしてメジャーとしては初めてとなる新人のスチタの4人。

グループ内ではリー、シム、ゾー、スチとしてニックネームで活動することに。

シメトリは、もともとインドでは珍しいアイドル路線のアーティストではあるが、それに加えて歌唱力も高く、『PATHAAN/パターン』や『アーチーズ』といった映画楽曲にも参加している

デビューシングル「Lazeez」では、4人のエキゾチックなダンスと、さすがマイキー・マクレアリーというだけのことはあるキャッチーなサウンド、そしてあえてインドであることを強調することによって、インド国内のZ世代だけではなく、世界市場をターゲットとした現代的なものとなっている。

“W.i.S.H.”が成功すれば、後に続くグループも作られることになり、一気にユニット文化が浸透するに違いない。それが世界市場に出されたとしたら、もはや韓国に続きビルボードやグラミーに入ることも夢ではない状況といえるだろう。

インドでは若者を中心にK-POPブームが巻き起こっていることもあり、映画やドラマの楽曲のなかにも、ところどころにK-POPの要素を感じられるものが増えてきていた。

そんななかで、マラヤーラム語映画『Oh My Darling』の「Darling Song」では、主演のアニカ・スレンドランとインドで活躍するK-POPダンスチーム”Mixdupp”によによるミュージック・ビデオが公開されるなど、インドにおいてガールズユニットの可能性も提示されはじめていた。

また実際問題として、ネットの普及で海外音楽で育った世代の若手アーティストも多くいるインドにおいて、ユニット化することは難しい話ではなくなってきていたこともある。

「Darling Song」の場合は、実際に歌っているのはK-POPシンガーソングライターのリンダ・クロエであった。しかし、”W.i.S.H.”の場合は、歌もダンスもメンバー自身が行っており、ライブ活動においても支障がないものとなっている。

これぞ正真正銘!インド初のI-POPユニットの誕生といえるだろう!!!!!

ゾーイ・シドハース 「Warning Signs」

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