インドを代表する大御所ラッパー、バードシャーの新曲「Gone Girl」が8月8日にリリースされた。2022年の6月にリリースされた「Tauba」やシャーヒド・カプール主演映画『Bloody Daddy』の主題歌「Issa Vibe」に続き、ボリウッドのプレイバックシンガーであるパヤル・デヴとのコラボ曲となっており、パヤルの夫でもある音楽プロデューサーのアデティヤ・デヴが作曲を手掛けた。
また一部でスークリティ&プラークリティ・カッカー(カッカー姉妹)とのコラボ曲「Kya Say」のフレーズも使用されている。
ちなみにミュージックビデオに出演しているのは、パヤル本人ではなく、テルグ語映画の『Agent』や『Gaandeevadhari Arjuna』などに出演し、急激に知名度を上げつつある若干23歳の若手女優サークシー・ヴァイディアだ。
「Royal Stag Boombox」や「ハッスル」など、インドのヒップホップ文化のグローバル化の立役者でもあるバードシャーだが、プロデューサー業だけではなく、アーティスト活動もしっかりしており、今年は新アルバム「3:00 AM Sessions」もリリースされ話題となった。
定期的というか、かなり早くスピードで新作がリリースされている。
ちなみにアクシャイ・クマールとタイガー・シュロフ共演、アラヤ・F、ジャンビ・カプールも出演する最新作『Bade Miyan Chote Miyan』でも楽曲に参加予定だ。
かつて同じくインドを代表するラッパーのヨーヨー・ハニー・シンと「Mafia Mundeer」というユニットを組んでいたバードシャーだが、長年にわたって不仲説が流れており、様々なインタビューでハニー・シンに批判的な発言も繰り返していることも問題となっているのも事実。
インドのヒップホップシーンの急成長を旧友たちのいざこざで足止めをくらってしまうのももったいないだけに、なんとか穏便にしてもらいたいところだ。
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