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この映画語らせて!ズバッと評論!!『デッドプール&ウルヴァリン』FOX作品は確実に存在していた!というメタ的メッセージ!!

この映画語らせて!ズバッと評論!!『デッドプール&ウルヴァリン』FOX作品は確実に存在していた!というメタ的メッセージ!!

作品情報

戦う動機は超個人的、破天荒でなんでもアリの“クソ無責任ヒーロー”デッドプールに世界の命運は託された!?ヒーローになんて興味はないけど、大切なファミリーの大ピンチなら頑張っちゃう!予測不可能なミッションのカギを握るのは…よりにもよって”あの爪野郎“クソ真面目で”キレるとヤバい最恐アウトロー”ウルヴァリンに助けを求めるが…。全く異なる個性の“混ぜるな危険”なR指定ヒーロー2人が暴れまわる!この夏イチバン過激なアクション・エンターテイメント?

『デッドプール&ウルヴァリン』レビュー

デッドプールがMCUに来るとしたら、こういった形になるだろうな……とは思っていたが、望まれたかたちでの映画化。

『ドクター・ストレンジ』や「ロキ」でマルチバースで何でも繋げられる環境になってしまったMCUにとって何が起きてもおかしくない状況のなかにデッドプールを放り込んだのだから、その化学変化は大変興味深いものとなっている。

FOXとMCUを混ぜるとしたらデッドプールが適任であるし、イベント的な作品としての立ち位置として独特の立ち位置を維持していれば、本筋自体にあまり影響もあたえないだろう。

それもあって、ここぞとまでにメタ的なネタのオンパレードで、俳優いじりは、今まで以上。ヒュー・ジャックマンやライアン・レイノルズネタなど、セリフのひとつひとつに映画ファンに興味を抱かせているのは流石としか言いようがない。

サプライズ登場のキャラクターたちは、キャストバレしていたエレクトラなどを含め、噂されていたキャラクターが登場すると、言葉にはできない感動がある。

X-MENのキャラクターが小ヴィランばかりなのは残念であるが、よくよく考えてみるし、意味があるのだろう。今回登場しなかったキャストは、逆にMCU版『X-MEN』に今後登場する可能性が高い。ソニー系キャラクターも同様だ。

エンドロールでは、過去作品のメイキングやキャストインタビューが使用されており、20世紀FOXのマーベルキャラクターたちは、確実に存在していた。ひとつひとつの作品を忘れないで欲しい……といったメッセージには心打たれる。

2000年代からマーベル映画を追ってきている人にとっては、感動するはずだ。

点数 86

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