「トワイライト」シリーズや「メイズ・ランナー」シリーズ、『ライフ・イットセルフ 未来に続く物語』などを手掛けてきた、ウィク・ゴッドフリーとマーティ・ボーウェンによる製作会社「テンプル・ヒル・プロダクションズ 」がDCコミックスの『ワンダーツインズ』をHBO Maxで映画化する企画を発表していたが、正式に製作が棚上げされることが決定した。
『ワンダーツインズ』とは、超能力を持つ宇宙人の双子ザンとジャイナによるヒーローコンビであり、初登場は『The All-New Super Friends Hour』という1977年から放送されていたアニメシリーズからコミックに移行されたキャラクターであり、コアなファンも多く抱えている作品ではあるものの、やはりニッチすぎるという理由から、製作がされないことになった。
『ブラックアダム』にも脚本家のひとりとして参加しているアダム・スティキエルが監督と脚本に抜擢されたり、主演として『リバーデイル』『君といた108日』のKJ・アパと『ラン・ハイド・ファイト』のイザベル・メイがすでに決定しており、7月から撮影が開始されるという段階での直前キャンセルは残念でならない。
ニッチすぎるという理由なら解りきっていたことだが、直前になって踏みとどまったところをみると、DCも慎重になっている可能性が高い。マーベルのDisney+ドラマが好評であり、ここで地雷を踏みたくないないという危機意識が影響しているのかもしれない。
HBO Maxでは、他にも撮影開始されていない企画として『ザターナ』『ビクセン』『ブラックキャナリー』など、数多くのDCユニバース映画化企画が進行中であるが、今回のように直前キャンセルがあるとなると、撮影開始のアナウンスがされるまでは油断ならない状況ということだ。
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