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名作紹介第1回目『シーズ・オール・ザット』

地味な女の子が綺麗に変身するという王道のシンデレラ・ストーリーながらレイチェル・リー・クックが役にハマりすぎていたのと、当時の映画界で活躍する、もしくは今後活躍するであろう若手俳優を多数起用したことで予想以上のヒットとなった作品。

黒人版『マグノリアの花たち』を製作したケニー・レオンが監督を務める続編企画が2015年に浮上したが今のところ進行していないようだ。

監督のロバート・イスコーブは、もともとテレビ映画などを手掛けるなど、テレビ業界では知られた監督の劇場用長編映画の初監督作品となった。

ちなみに今後、このサイトで紹介した作品のひとつで、2003年に公開されたテレビ番組『アメリカン・アイドル』の初代優勝者&準優勝者であるケリー・クラークソンとジャスティン・グアリニ主演によるミュージカル映画『アメリカン・スター』の監督もしている。

近年ではまたテレビ映画をメインに仕事している。

改めて、『シーズ・オール・ザット』の見どころは、やはり若手俳優大集合という部分だろう。

主演のレイチェル・リー・クックはもともと子役として活躍していただに、この映画でデビューではないが、確実にこの映画とLUXのCMが彼女の知名度を格段に上げたことは言うまでもない。

日本でも「あの可愛い女の子は誰だ?」と話題になったほど。

安定した王道のストーリーとレイチェルのキュートさで普通に観ても楽しめる映画ではあるが、今回はより楽しめるポイント...どんな若手スターが出演していたかを紹介します!!

レイチェル・リー・クック

この映画の主人公レイニーとして登場。90年代後半から子役として映画デビューして以来、マイナーレーベルの映画に多く出演。家族との時間を大切にしたいから時間を多くとられるメジャー作ではなく独立系映画を好んで受けていたらしい。そのため、日本では未公開の作品が多く、レイチェルの出演作品で日本に入ってきていない作品は数多く存在している。

主演テレビドラマ『パーセプション』がシーズン3で打切りになった後はテレビ映画をメインに活躍している。

2019年2月にも新作テレビ映画『Valentine in the Vineyard』が放送される。

その他出演作品『プッシーキャッツ』『ホネツギマン』『11:14』

フレディ・プリンゼJr

もう一人の主人公ザックとして登場。

ラストサマー』や『スクービー・ドゥー』など90年代後半から2000年代前半に多くの作品に出演。

2010年に出演したテレビドラマ『24』のファイナルシーズンでメインキャラクターを演じた後はゲームやアニメの声優の仕事がメインとなっている。

その他出演作品『ウイング・コマンダー』『サマーリーグ』

ポール・ウォーカー

ザックと友達ディーン役として登場。

出演シーンは多く、気づいたらレイニーを好きになってしまうという主人公の友達あるある設定。

「ワイルド・スピード」シリーズで一躍有名になったポール・ウォーカーだがこの映画でいち早く目をつけていた人も多いのでは?

残念ながら2013年に交通事故でこの世を去りました。

その他出演作品『タイムライン』『ロードキラー』『南極物語』

エルデン・ヘンソン

レイニーの親友ジェシー役として登場。

主演ではないけれども主人公の親友役がよく似合う俳優として90年代から活躍している。

最近では映画ではあまり目にする機会が減ってしまったが、テレビドラマシリーズ『デアデビル』ではファギー役を熱演。

ちなみにこのファギー役も主人公の親友役...

その他出演作品『スティーブ・ジョブズ』『バタフライ・エフェクト』

キーラン・カルキン

兄は『ホーム・アローン』のマコーレー・カルキン、弟は『サイン』のロリー・カルキンというカルキン兄弟のひとり。

『マイ・フレンド・メモリー』ではジェシー役のエルデン・ヘンソンと共演している。

1990年代から2000年のはじめまでは話題作などにも多く出演していたが、2000年代中頃からは映画の出演も減り、下降気味になるも舞台やテレビの仕事などをして俳優業は地道にしている。

現在はブライアン・コックス主演のテレビドラマ『Succession』ではメイン・キャラクターとして出演している。

その他出演作品『ホーム・アローン』『17歳の処方箋』

アンナ・パキン

ザックの妹マッケンジー役として登場。

レイニーにおしゃれを伝授する役割で割と出演シーンは多い。

アンナ・パキンと言えば「X-MEN」シリーズではローグ役を演じていることで有名。

テレビドラマ『トゥルー・ブラッド』以降はテレビの仕事の方がメインになっている。

ちなみにレイニーの弟サイモン役のキーラン・カルキンと交際していたこともある。

その他出演作品『グース』『ピアノ・レッスン』

アッシャー・レイモンド

歌手のアッシャーことアシャー・レイモンドはDJロン役で登場。

これと言って重要な役ではなく、あまりセリフがある役ではない。

現在もテレビドラマや映画に定期的に出演しているがメインはあまりないがオーディション番組『The Voice』では審査員を務める。

その他出演作品『パラサイト』『キス&キル』

マシュー・リラード

マシュー・リラードはこの作品ではリアリティ・ショーに出演して有名になったクラスメイトでちょっとスター気分で調子にのってるウザいヤツのブロック・ハドソンとして登場。

今となっては『テラスハウス』などのリアリティ・ショー。

当時はまだリアリティー・ショーという概念が日本にはなく、この設定がよく分からなかった覚えがある。

MTVが『オズボーンズ』などを放送したのも、もう少し後だっった気がする。ちなみにマシュー・リラードとフレディ・プリンツJr、サラ・ミシェル・ゲラーは人気アニメの実写版『スクービー・ドゥー』で再共演を果たしている。

なかなか微妙な評価を得た実写版『スクービー・ドゥー』ではあるが、この映画でみせた熱演でその後、アニメシリーズもシャギー役として声優を務めることになる。

2019年に放送される新作テレビ映画2作にもシャギー役で続投している。

その他出演作品『スクリーム』『シリアル・ママ』

クレア・デュバル

そばかすの多い不良役が印象的だった女優。

90年代から2000年代にかけてティーンムービーに多く出演。

現在はテレビドラマの仕事が多いが、地道に活躍している。

その他出演作品『パラサイト』『17歳のカルテ』『ノイズ』

サラ・ミシェル・ゲラー

サラ・ミシェル・ゲラーはこの当時、フレディ・プリンツJrと恋人関係にあったことと、主演テレビドラマ『バフィー恋する十字架』のサニーデイル高校と同じ高校を撮影に使用したということから数秒カメオ出演している。

『バフィー恋する十字架』終了後は映画出演を熱望していたが、これと言ったヒット作に恵まれず再びテレビドラマ界に仕事の場を戻すことに。

『バフィー恋する十字架』の映画化企画は結局、実現しなかった。

黒人女優を主人公にしてリブートされることが発表されたが、サラが出演するかは不明。

その他出演作品『バニラ・フォグ』『サウスランド・テイルズ』

クリス・オーウェン

レイニーの弟サイモンをいじめているいじめっ子のひとりデレク役として登場。サイモンに自分の陰毛入りパイ?ケーキ?を食べさせようとしてザックに見つかり逆に自分で食べることになってしまうというマヌケな役。

出演シーンはあまりない。

こちらも若手俳優総出演の『アメリカン・パイ』シリーズにも出演している。

2012年頃までは地道に映画に出演していたが、最近ではテレビの仕事が多い。

その他出演作品『ミスト』『ディア・ウェンディ』

ガブリエル・ユニオン

スクールカーストの上層連中のひとりケイティ役で登場。

セリフも登場シーンもそこそこあるが、これと言って何かしでかすわけでもない役どころ。

『バッドボーイズ2BAD』ではウィル・スミス演じるマイクの恋人役に抜擢。

最近になって『バッドボーイズ3』の製作が発表されたが出演するかは不明。

その他出演作品『チアーズ!』『ソウル・トレード』

リル・キム

服役した経験のある女性ラッパー、リル・キムはアレックス役で登場。

セリフはあまりない役だがビーチバレーシーンや学校生活のシーンでちょこちょこ登場するが作品の内容にあまり関わらない。

その他出演作品『ユー・ガット・サーブド』

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マイロ・ヴィンティミリア

役名はなく完全にエキストラレベルの出演。

公式にはサッカー選手役らしいが実はマッケンジーがレイニーを変身させる際に連れてきた取り巻き連中のひとりとしても顔を見せてる。

その後、テレビドラマ『ヒーローズ』の主役ピーター・ペトレリ役に抜擢。

『ロッキー・ザ・ファイナル』ではロッキーの息子役を演じている。

ちなみに『クリード』には登場しないが『クリード 炎の宿敵』には出演している。

テレビドラマシリーズ『THIS IS US 36歳、これから』ではメインキャラクターとして出演している。

その他出演作品『ワイルドカード』『キリングゲーム』

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