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この映画語らせて!ズバッと評論!!『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』世界観なんてあったもんじゃない!チート過ぎる展開にうんざり!!

この映画語らせて!ズバッと評論!!『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』世界観なんてあったもんじゃない!チート過ぎる展開にうんざり!!

作品情報

かつて悟空により壊滅した悪の組織「レッドリボン軍」。だがその遺志は生きていた!!復活した彼らは、新たな人造人間「ガンマ1号&ガンマ2号」を誕生させ、復讐へと動き始める。不穏な動きをいち早く察知したピッコロはレッドリボン軍基地へと潜入するが、そこでまさかの “最凶兵器”の存在を知るのだった……‼ パンをさらわれ基地へとおびき出された悟飯も参戦し、かつてない超絶バトルが始まる!!!!果たして死闘の行方は!?そして、地球の運命は!?

『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』レビュー

「ドラゴンボール」シリーズの劇場版も慣れたもので、どんどん東映アニメフェア、まんが祭りテイストなざっくり大味作品に戻りつつあるが、決して褒めているわけではない。雑になってきたと言っているのだ。

『ドラゴンボールZ 神と神』も『ドラゴンボールZ 復活の「F」』も映画としては、なかなか破綻している作品であって、ある程度の評価を集めた『ドラゴンボール超 ブロリー』にいたっても、冷静になって観てみれば酷いプロットである。

もともと「ドラゴンボール」の劇場版なんて、お祭り騒ぎであるのだが、それはテレビシリーズが継続中であったがゆえに成り立っていたことであって、3年に一回のペースで、このクオリティは雑すぎるとしか言いようがない。

悟飯とピッコロという、近年の作品において影が薄くなっていたキャラクターに照明を当てて商品価値を上げようとしているのがミエミエで、バンダイの商業主義の象徴、プロモーション的な作品に成り下がってしまっているのが残念でならない。

単純におもしろい、おもしろくないならいいし、仮面ライダーや戦隊ヒーロー、プリキュア等であれば、そもそもが商品販売促進としての役割があるため仕方がないにしてもジャンプ系作品が、そうなってしまうというのは悲しいものがあるし、それに気付いていない人がドラゴンボールファンと言い始めているというカオスな時代に突入しているのも悩ましい。

後付けの連続であることなど、今に始まったことではなく、テレビシリーズからそうだったし、「超」シリーズからは勝手な設定が暴走しまくり状態。それが多すぎて、言う気にもなれないが、ドラゴンボールを使ってチート能力を得るのだけはNGではないのだろうか……。

デンデが神龍をアップデートさせて、ピッコロを強化するってアリなの??

イベントムービーに吹っ切るのであれば、もっとキャラクターを出すべきなのに、毎度のことながら魔人ブウはお休み状態、悟空とベジータは地球にいない……。ピッコロ目線の評価に過ぎないから、敵が強いのか弱いのかわからない。

スーパーヒーロー映画みたいに中身のない、商品プロモーションという意味であれば、最高に皮肉なタイトルだ……

30分映画もしくはイベント上映用作品であれば、全然アリな作品だが、映画尺をフル活用してやるような内容ではない。

点数 70

(C)バード・スタジオ/集英社 
(C)「2022ドラゴンボール超」製作委員会

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