ジェイソン・ステイサムが映画デビューを果たしたのは、ガイ・リッチーの『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』ということもあって、その後も関わりの深いジェイソン・ステイサムとガイ・リッチーではあるものの、実際にタッグを組むのは、『リボルバー』以来、実に16年ぶりとなるのが『キャッシュトラック』
今作はフランス・ノワール『ブルー・レクイエム』のリメイク作品ではあるが、オリジナル要素も多く取り入れられていて、オリジナルのノワールイメージよりも、スタイリッシュアクションに変換されているのも見所のひとつだ。
そんな『キャッシュトラック』では、アクションシーンにある拘りがあるとガイ・リッチーは語っている。
それはアクションや強盗シーンを段取り通りにやるのではなく、あくまで実際にその場に出くわした際の感覚的や本能的な反応をそのまま映像に反映させたいということもあって、スタントマンとリハーサルをワザとあまりしない状態で撮影に挑んだ。
それによって、計算された段取り臭い映像ではなく、信憑性と一貫性をもたせることに成功しているのだ。
監督・脚本:ガイ・リッチー GUY RITCHIE
原案:エリック・ベナールÉRIC BESNARD
ニコラス・ブークリエフ NICOLAS BOUKHRIEF
脚本:マーン・デイヴィス MARN DAVIES
アイヴァン・アトキンソン IVAN ATKINSON
撮影:アラン・スチュワート ALAN STEWART
出演:ジェイソン・ステイサム JASON STATHAM
ホルト・マッキャラニー HOLT MCCALLANY
ジェフリー・ドノヴァン JEFFREY DONOVAN
ジョシュ・ハートネット JOSH HARTNETT
ラズ・アロンソ LAZ ALONSO
ラウル・カスティーリョ RAUL CASTILLO
デオビア・オパレイ DEOBIA OPAREI
エディ・マーサン EDDIE MARSAN
スコット・イーストウッド SCOTT EASTWOOD
2021年/アメリカ、イギリス/英語/119分/原題:「WRATH OF MAN」/カラー/シネマスコープ/5.1ch/DCP/字幕翻訳:平井かおり/配給:クロックワークス
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公式サイト: cashtruck-movie.jp
10月8日(金)より新宿バルト9ほか全国ロードショー
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