過去の差別的な発言が原因で、ディズニーから解雇されていた間に『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』の監督を務め、HBO Maxで配信されるドラマ『ピースメイカー』の製作にも関わっているジェームズ・ガンだが、その後、再びディズニーに呼び戻され『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー3』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:ホリデースペシャル』など複数のマーベル作品を手掛けることも決定している。
そのため、同期間でマーベルとDCの間に跨る唯一の監督となっており、さらにワーナーが計画している「ルーニー・テューンズ」ユニバース作品第1弾『コヨーテVSアクメ』の脚本や『スタスキー&ハッチ』のリブートドラマ企画にも関わることがわかっており、ワーナーは側もガンを手放す気は全くない模様。
ガンは、ゲテモノ映画製作会社のトロマ出身者であり、クリエイターにとって、自由度の高い環境が良いのは言うまでもないだけに、ディズニーとワーナーの接待合戦がしばらく続く可能性がある。
ガン自信も、今後もDC映画の監督を務めることを否定しておらず、『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』の続編や別のDC映画を製作する可能性はある。
メディアのインタビューで、マーベルとDCのコラボ映画が不可能ではないと語っていたが、これはあくまでサービストークであって、実際には権利上、99%不可能に思えるし、やれるとしてもタイミング的に「今」ではない。
解雇ではなくても、ワーナーに限らず、過去にマーベル映画を製作したクリエイターを引き抜く可能性もあることから、マーベルも『エターナルズ』のクロエ・ジャオや『ブラック・ウィドウ』のケイト・ショートランドのように、新たなヒットメイカーを模索しているのかもしれない。
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