クリスティーナ・アギレラやジャスティン・ティバーレイクなどと同じくミッキーマウス・クラブのメンバーとして、小さい頃から活躍しており、2000年代のポップアイドルブームの代表的存在であるブリトニー・スピアーズのドキュメンタリーがNetflixで9月28日より配信開始されることが決定した。
今回のドキュメンタリーは、ポップスターとしてのMTVが制作するようなバックステージものではなくて、活躍の影で父親によって支配されていた闇の部分を浮き彫りにした非情にショッキングなものとなっている。
ブリトニーと父の関係性に密着したドキュメンタリーとしては、Huluで2月にも「Framing Britney Spears」(日本未公開)が配信され、話題になっていたが、企画自体は今作の方が前からあったものとされていて、こぞってドキュメンタリーにしようと思うほど衝撃的な事実であったことがわかる。
2008年から2020年にかけて、ブリトニーは父親によって、成年後見人制度が適応されていた。成年後見人制度というのは、そもそも自分自身で判断ができない認知症老人や知的障害者に適応される制度であるが、当時ブリトニーがパパラッチによって「お騒がせセレブ」としておもしろおかしく情報操作されていることに便乗した父親が、精神障害として後見人制度を適応させていたのだ。
それによって、ブリトニーの仕事は父親に管理され。収入もほとんどが父親の手に渡っていたりと、支配された中で、ついにブリトニーが立ち上がり、裁判によって後見人の解除を訴えた。
その真実と詳細を映し出したドキュメンタリーという点では、同じ題材ということもあって、「Framing Britney Spears」とほとんど被る内容となるが、日本においては未公開状態のため、今作によって、その実態を知るファンも多いはずだ。
2000年代に「お騒がせセレブ」とマスコミによって騒がれていたパリス・ヒルトンやデミ・ロヴァートたちの衝撃の告白が後を絶たず、いかにマスコミによって人生が狂わされたスターたちが多いかということを物語っているようだ。
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