2018年8月に76歳で亡くなった多くのアーティストに影響を与えた歌手「クイーン・オブ・ソウル」ことアレサ・フランクリンの伝記映画『リスペクト』が2020年8月の公開を目指して製作中であったが、ついにジェニファー・ハドソンがタイトルと同じ曲「リスペクト」を唄う特報予告が解禁となった。
アレサ・フランクリンの伝記映画は、アレサの生前から何度か企画されていたものの、歌唱レベルが高い歌手ということもあり、アレサ・フランクリン役の決定が難航、2007年には大規模なオーディションも行われたが結局決定にはいたらなかったこともあり、製作は中止状態になっていた。
しかし、2018年にアレサ・フランクリン役に『ドリームガールズ』『キャッツ』のジェニファー・ハドソンが決定したことで、製作が再開されたが、アレサ本人が残念なことに亡くなってしまった。
ジェニファー・ハドソンは彼女の意思を引き継ぎ、プレッシャーの中で見事にアレサ・フランクリンを演じられるほどの力量の持ち主ではあるだろう。実際に彼女はイベントやテレビ番組などでアレサ・フランクリンの曲を何度も歌い上げており、その様子が製作サイドの目にとまったものと思われる。
監督はブロードウェイの舞台『Eclipsed』や『ウォーキング・デッド』『ジェシカ・ジョーンズ』などのテレビシリーズの単発エピソードの監督を手掛けたリースル・トミーが務め、脚本には 当初決定していた『テルマ&ルイーズ』の キャリー・クーリから劇作家でもあり、『ジ・アメリカンズ』などドラマの脚本も手掛けているトレーシー・スコット・ウィルソンに変更となった。
またプロデューサーとしてN.W.A.の伝記映画『ストレイト・アウタ・コンプトン』やマッケンジー・デイヴィス主演のホラー『The Turning』などを手掛けたスコット・バーンスタインと音楽プロデューサーとして『ドリームガールズ』や『ピッチ・パーフェクト』などを手掛けてきたハーヴィ・メイソン・ジュニアが参加する。
ジェニファー・ハドソンの他にもアレサ・フランクリンの良きライバルや支えてきた仲間たちとして、実在した当時のアーティストやプロデューサーなども実名で登場する。
アレサの父で教会の牧師でもあったC・L・フランクリン役には 『クリスマスの贈り物』でもジェニファー・ハドソンと共演している『ラストキング・オブ・スコットランド』『バンテージ・ポイント』のフォレスト・ウィテカー、ダイナ・ワシントン役にドラマ版『スクーリーム』『ロック・オブ・エイジス』のメアリー・J・ブライジ、ジョン・ハモンド役に『ロケットマン』『The O.C.』のテイト・ドノヴァンなどがキャスティングされている。
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