インド音楽を聴くにも入口がわからない。日本は南インド映画ファンが多く、音楽性も古典に偏っていて、新たな発見やリアルな音楽シーンが伝わり辛い環境となっている……。
ということで、1日1曲、様々な言語、様々なジャンルから、インドの歌を1曲紹介しています。
今回紹介するのは「Baby」
アーティストは、ラーフル・シップルガンジ
ラーフル・シップルガンジといえば、『RRR』の「ナートゥ・ナートゥ」のメインボーカルであり、『ランガスタラム』のタイトルトラック「ランガ・ランガ・ランガスタラーナ」など、テルグ映画音楽のプレイバックシンガーとして知られており、ドメスティックな曲のイメージが強いかもしれないが、もともとはYouTubeなどで動画を上げて地道に活動していたアーティストだ。
タレント発掘番組「ビッグ・ボス・テルグ」シーズン3に出場し、優勝したことがきっかけで一般的にも名が知られるようになった。
ラーフルのスタイルは、独学で学んだインドの準古典音楽、ハイデラバード民謡をベースとしていながら、ヒップホップの要素も取り入れるなど、古と新が共存するアーティストであることから、南北関係なくインドの中で人気。
映画音楽ではない「Daawath」や「Baby」といった曲はポップ色も強いことから、特に人気を博している。
おかわりの1曲は、対比として『ランガスタラム』から「ランガ・ランガ・ランガスタラーナ」を。
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