『ビトウィーン・トゥ・ファーンズ: ザ・ムービー』のガル・ガドット主演のDC映画『ワンダーウーマン』の続編となる『ワンダーウーマン1984』の予告がついに解禁となった。
今回の予告では新アーマーや前作で死んだはずのスティーブ・トレバーが再登場する他、原作ではヴィランのチーターとなる考古学者のバーバラ・ミネルバが登場する。バーバラを演じているのは女性版『ゴーストバスターズ』のクリステン・ウィグ。そして敵か味方かまだ明かされていないマクスウェル・ロードも登場する。
ブラウン管や80年代を思わせるレトロでネオンの様なエフェクトと音楽で1984年という時代を演出しているが…何故、80年代が今映画界でもドラマ界でもトレンドとなっているのだろうか。
近年でも『サマー・オブ・84』『ストレンジャー・シングス』『 IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』のように80年代を象徴した作品に加え、『マイティー・ソー バトルロイヤル』のように80年代と関係ない作品まで80年代風を取り入れている。
それは何故なのか…その答えは実に簡単なことで、権力を持ってる映画スタッフに40代~50代が多いからだ。20~30代で新人で映画業界に入った映画人たちは40代、50代になって、自分の意思を尊重させる地位につけるということだ。
監督のパティ・ジェンキンスも1971年生まれで80年代は10代の頃に経験している。全く知らない時代を舞台にするよりも、自分たちの経験してきた時代を作品に反映させる方がよりリアルに描けるのだ。
現代の価値観や娯楽性の進化も当然、影響されているのだが、映画人、ドラマ人の趣味思考、育ってきた時代が反映されるのが映画やドラマと言ってもいいだろう。
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