今回紹介するのは、A・R・ラフマーンプロデュースの地方に散らばるインディーズアーティストたちを集め、次世代に通用する英語ソングアーティスト発掘・育成プロジェクト「NEXA Music」で見いだされたシメトリ。
シメトリはリヤ、シムラン・デュガルの実姉妹ユニットであり、もともと北インドでインディーズアーティストとして活動していたが実力と知名度が比例せず、なかなか目立つことはできていなかった。
アイドル性の強いルックスに加えて、リスペクトするアーティストがインド国内ではなく、オリヴィア・ロドリゴやカミラ・カベロ、テイラー・スウィフトなど海外アーティストになっている典型的なZ世代であることから、そのまま世界に出しても通用するようなアーティストであるし、そういった全体像がラフマーンの目にもとまったということだろう。
シメトリは「Nexa Music」の中では、すぐに頭角を表し、メジャーアーティストとして再出発することになった。
シメトリとしてはライブ活動などに加え、ディズニー映画『ミラベルと魔法だらけの家』のヒンディー語吹替え版や「Nexa Music」のシーズン2開幕を記念し、Amazonプライムビデオドラマ「Four More Shots Please」の楽曲などでお馴染み、2010年以降のボリウッド映画を音楽の側面から支えてきたマイキー・マクレアリー が手掛けた「Rollercoaster」にも同じく「Nexa Music」で見いだされたニサ・シェティ、ヒートシンクと共に参加している。
一方、リヤはDisney+配信映画『ピノキオ』のヒンディー語版主題歌「Naachoon Sadaa main」や『Pathaan』の「Jim’s Theme」にも参加、ソロの新曲「Another Avenue」もリリースされるなど、ユニットとしてもソロとしても着々とキャリアを重ねている。
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