2023年3月12日(日)に香港にて開催される、アジア全域版アカデミー賞「第16回アジア・フィルム・アワード」(AFA)の各ノミネーションが、本日発表された。
日本からは作品賞、監督賞、脚本賞等8部門の候補として濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』が選出されたほか、カンヌ映画祭で話題になった『PLAN75』の早川千絵監督が新人監督賞に、また倍賞千恵子が主演女優賞候補として名をつらねている。
さらに、第35回東京国際映画祭(TIFF)のコンペティション部門に選出された『エゴイスト』の鈴木亮平と『ドライブ・マイ・カー』の西島秀俊が主演男優賞、同じく同作品群から宮沢氷魚(『エゴイスト』)と岡田将生(『ドライブ・マイ・カー』)が助演男優賞、そして『ある男』の安藤サクラと『PLAN75』の河合優実が助演女優賞と、各賞でWノミネートされているほか、『シン・ウルトラマン』が視覚効果賞でノミネートされるなど、日本の5作品が計14部門にてノミネートされた。 また、是枝裕和監督が、韓国作品『ベイビー・ブローカー』で監督賞にノミネートされている。
本年は、アジア22の国と地域より30作品81のノミネート(全16部門)があり、パク・チャヌク監督の『別れる決心』(韓国)が作品賞を含む最多10部門でノミネート。
作品賞は他に、『ディル・セ 心から』『ボンベイ』などで知られるマニラトナム監督の『Ponniyin Selvan: I』(インド)、昨年のTIFFコンペティション部門で最優秀監督賞受賞作品でもあるダルジャン・オミルバエフ監督の『ある詩人』(カザフスタン)、そして今年のTIFFワールド・フォーカス部門選出作品のラヴ・ディアス監督の『波が去るとき』(フィリピン他)がノミネートされ、日本の『ドライブ・マイ・カー』と最優秀作品賞を競う。
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