ゆりやんレトリィバァ 今後の海外展開の可能性
アメリカで先日放送されたオーディション番組『アメリカズ・ゴッドタレント』に日本のお笑い芸人 ゆりやんレトリィバァ が出演。
そもそも『アメリカズ・ゴッドタレント』とは何かというと、その名の通りタレント=才能のある者を発掘しようというオーディション番組。
『X-ファクター』『アメリカン・アイドル』『The Voice』の様に歌縛りではなく、ダンスや手品、漫談、大道芸などなど…なんでもありな番組。
今回の場合、パフォーマンスのダンスはおまけみたいなもので、審査員とのトークが今回世界が注目している点ではないだろうか。
『アメリカン・アイドル』や『X-ファクター』でも知られる審査員サイモンとのからみが話題を呼んでいる。というのもサイモンは超辛口審査員(最近は少しマイルドになったが)と見事にからみを見せているところは全米や今回のニュースで知った他の国の人々も衝撃を受けたに違いない。
残念ながら結果的には脱落となってはいるが、出演したことによって、いろいろなジャンルから声がかかる可能性が高い。
世界的に話題になったスーザン・ボイルはこの番組のイギリス版『ブリテンズ・ゴッドタレント』に出場したことで有名ではあるが、実は優勝はしていない。
ゆりやんレトリィバァの場合は、出演にいたるまで感動的エピソードがあるわけではないので、携帯セールスマンからオペラ歌手になったポール・ポッツを描いた『ワン・チャンス』の様に映画化まではいかないだろう。
考えられる今後の世界的な活躍としては、まずはスタンドアップ・コメディのオファー。スタンドアップ・コメディとは、簡単に言えばアメリカ版漫談。クリス・ロックやセス・ローゲンなど映画やドラマにも出演しているコメディアンも出演しているトークライブ。
近年では『アベンジャーズ:エンドゲーム』にも出演したケン・チュンやアリ・ウォンなどアジア系のコメディアンも活躍の場が広がっていて、 ゆりやんレトリィバァも可能性は決して低くない。
次に映画やドラマへの出演。男性コメディアンよりもコメディアンも女性であるコメディエンヌの活躍がピークの時期と言っていいほどで、女性版『ゴーストバスターズ』を全員コメディエンヌを起用したり、2019年度アカデミー賞主演女優賞を受賞した『女王陛下のお気に入り』のオリビア・コールマンや同じく主演女優賞ノミネートのメリッサ・マッカーシーもコメディエンヌだ。
エイミー・シューマーやレベル・ウィルソンなどといったぽっちゃり体系のコメディエンヌも堂々と主演を張る時代になってきている。
はじめはドラマのゲスト出演かもしれない。森公美子もディズニーチャンネルのドラマ『スイートライフ』にゲスト出演しているし、すみれや竹内結子も海外ドラマには出演している。
キャラクターとして目を付けられれば、ディズニーチャンネルのドラマかシットコムの出演は夢ではない。
ゆりやんレトリィバァの世界での今後の活躍に期待したい。
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