2022年4月22日から全国ロードショーされるジェニファー・ロペス主演のロマコメ『マリー・ミー』だが、今作の原作がグラフィック・ノベルであることをご存じだろうか。
作品自体は、ジェニファーのコンサートチームも多数参加していることもあり、ジェニファー・ロペスらしさ全開のメタプライベート映画のようにコーティングされているものの、原作は日本の少女漫画、アイドル漫画にインスパイアされたボビー・クロスビーのグラフィック・ノベルだ。
マーベルやDC、ダークホースなどとは違い、かなりのマイナーレーベルから出版されている作品である
原作はジェニファーのように、貫禄十分な歌姫というより、若手アイドルといったイメージが強く、日本で映画するとしたら『午前0時、キスしに来てよ』のようになりそうな作品、いわゆるキラキラ映画になりそうなテイストではある。
そこを『ノッティングヒルの恋人』『ラブソングができるまで』とキラキラ映画の中間のような独特の距離感を持った 作品に仕上がっているのは、原作と良い意味でジェニファーの”圧”が加わった結果ではないだろうか。
ここまで改変されていのであれば、似ているのは大まかな本筋ぐらいなもので、原作とは別ものと言っても過言ではないため、原作付にする必要もなかったと思えなくもないのだが…….。
映画『マリー・ミー』
■原題『Marry Me』■出演:ジェニファー・ロペス、オーウェン・ウィルソン、マル―マほか
■監督:カット・コイロ 『ウソはホントの恋のはじまり』 ■脚本:ジョン・ロジャース、タミ・セイガ―、ハーパー・ディル
■製作: エレウィン・ゴールドスミス=トーマス、ジェニファー・ロペス、ベニー・メディナ、ジョン・ロジャース
■製作総指揮: アレックス・ブラウン、ウィリー・マーサー、パメラ・サー、J.B.ロバーツ
■コピーライト:© 2021 Universal Pictures■配給:東宝東和
■公式Twitter:@universal_eiga■公式Instagram:@universal_eiga■公式Facebook:@universal.eiga
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