1966年のおしゃれなフランス古典映画の代表的作品とも言える『男と女』から53年後を描いた新作映画『男と女 人生最良の日々』
1977年には設定を西部劇に再構築した『続・男と女』や日本におけるクロード・ルルーシュの印象が『男と女』というのがあるのか、クロード・ルルーシュ作品には、ことごとくタイトルに「男と女」が付くものが多いのだが、直接的続編は1987年の『男と女Ⅱ』のみ。
今作もフランス映画祭2019で先行公開された際には『男と女Ⅲ 人生最良の日々』となっていたが、あくまで1作目との対比によって描かれているため、2作目はなかったことに近くされているため、ナンバリングは外されたようだ。
1作目のスタッフとキャストが再集結して描かれる、記憶を失いかけているジャン・ルイとアンヌの再会の日々を描いていて、同時に人生の終わりの近づいた2人が見る風景、そして距離感を1作目の映像をシンクロさせながら描いていく。
リチャード・リンクレーターの「ビフォア」シリーズも凄いのだが、「男と女」が53年後を描いてしまったとなると…「ビフォア」シリーズも負けずにやってもらいたいものだ。
『男と女 人生最良の日々』は2020年1月31日から日本公開予定
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