権利の問題で全エピソードをまとめて配信することができていなかったドラマシリーズ『フレンズ』だが、ワーナーの新ストリーミングサービスHBO Maxが全エピソード配信権を持つことから、問題は解決されることとなった。
それに伴って、『フレンズ』の再会スペシャルが企画されていることが明らかとなった。
『フレンズ』は1994年~2004年までシーズン10まで続いたシットコムで英語の教材としても使用されるなど、日本でも人気となった作品で、その後『24』のヒットを受けて、現在の日本における海外ドラマ流通基盤が固まったわけだが、その土台を作ったのは『フレンズ』や『ER』『アリーmyラブ』『X-ファイル』だと言える。
最終回後はマット・ルブランクが演じていたジョーイを主人公にしたスピンオフ『ジョーイ』がシーズン2まで制作されたが、噂されていた『ジョーイ』へのオリジナル・メンバーのゲスト出演も叶わなかった。
その後も『セックス・アンド・ザ・シティ』のドラマの映画化がヒットしたことなどもあり、映画化企画やテレビスペシャル企画が何度か浮上していた作品ではあったが、最終的には実現には至っていない。
今回の再会スペシャルとされた企画はHBO Maxでの配信を目的としたオリジナル作品となる予定で長編1本となるのか、ミニシリーズとして放送されるか、またはドキュメンタリー風の記念番組となるのかは、現在不明となっているが、今までの企画よりは具体化されているようだ。
主演のジェニファー・アニストン、マット・ルブランク、コートニー・コックス、リサ・クドロー、マシュー・ペリー、デヴィッド・シュワイマーは現在もテレビや映画で活躍しているだけにスケジュールさえ合えば実現可能なのかもしれない。
もし実現したら、それだけでもHBO Maxの加入者は激増するのではないだろうか。
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