日本でも人気のスーパー戦隊をアメリカでリメイクした「パワーレンジャー」シリーズの2021年放送となる新作が『騎士竜戦隊リュウソウジャー』のリメイクとなる『パワーレンジャー ダイノフューリー』になることが決定した。
「パワーレンジャー」シリーズは『恐竜戦隊ジュウレンジャー』以降、長年に渡り放送されており、日本放送の1~2年遅れのタイミングでリメイクされていくというサイクルとなっていた。
『海賊戦隊ゴーカイジャー』のリメイク『パワーレンジャー スーパーメガフォース』では、ゴーカイジャーという作品が過去の戦隊ヒーローに変身できるという設定だったのに対して、ジュウレンジャー以前の戦隊やダイレンジャーが抜けていることや一部同一人物が続投し、別のキャラクターに変身するという点でタブってしまっているなどの問題があり、アメリカでのリメイクは難しいともいわれたが、登場キャラクターをあくまで「パワーレンジャー」内でのキャラクターに絞るために、日本版のシーンを使わずに、新たに撮影したことで実現させた。
しかし、その後に続くはずの『特捜戦隊ゴーバスターズ』は、省かれ『獣電戦隊キョウリュウジャー』が『パワーレンジャー ダイノチャージ』としてリメイクされ、その後も日本的な電車というアメリカではあまり馴染みのない乗り物という点から『烈車戦隊トッキュウジャー』も省かれ、2016年以降の作品『動物戦隊ジュウオウジャー』『宇宙戦隊キュウレンジャー』『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』は全て省かれた。
2019年になり、『海賊戦隊ゴーカイジャー』の後には省かれていた『特捜戦隊ゴーバスターズ』が『パワーレンジャー ビーストモーファーズ』としてリメイクされた。
何故ここまでタイムラグが大きく発生するようになってしまったかという背景には、放送枠が減少してしまっている問題があるのだ。
『炎神戦隊ゴーオンジャー』のリメイク『パワーレンジャー RPM』までは、1シーズンで30話以上の放送枠が与えられていたのだが、『侍戦隊シンケンジャー』のリメイク『パワーレンジャー サムライ』からは1シーズン20話前後の枠しか与えられず、『パワーレンジャー スーパーサムライ』として2シーズンに分けて、1作品を2年間に分けて放送するというスタイルになったため、日本とは大幅にタイムラグが発生してしまったのだ。
近年では、コミックシリーズやハリウッド大作版リメイクの製作など幅広い展開をみせている「パワーレンジャー」シリーズだが、アメリカでは近年の「ウルトラマン」シリーズがソフト化されたり、マーベルからコミックシリーズがスタートするなど日本特撮人気は普遍的なものがあるのだ。
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『パワーレンジャー スーパーメガフォース』はゴーカイジャーのリメイクではなくゴセイジャーとゴーカイジャーのリメイクです。ゴセイジャー最終回をベースとした話もあります。
それは知っていますが『メガフォース』がゴセイジャーベースで『スーパーメガフォース』からゴーカイジャーベースに切り替わるので
橋渡し部分はありますが、『スーパーメガフォース』はゴーカイジャーのリメイクとする方が適切です。