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この映画語らせて!ズバッと評論!!『Dr.コトー診療所』アニバーサリー同窓会的でもありながら離島医療問題を直球で描く!!

この映画語らせて!ズバッと評論!!『Dr.コトー診療所』アニバーサリー同窓会的でもありながら離島医療問題を直球で描く!!

作品情報

日本の西の端にぽつんと在る美しい島・志木那島。本土からフェリーで6時間かかるこの絶海の孤島に、19年前東京からやってきた五島健助=コトー(吉岡秀隆)。以来、島に“たったひとりの医師”として、島民すべての命を背負ってきた。長い年月をかけ、島民はコトーに、コトーは島民に信頼をよせ、今や彼は、島にとってかけがえのない存在であり、家族となった。数年前、長年コトーを支えてきた看護師の星野彩佳(柴咲コウ)と結婚し、彩佳は現在妊娠7ヶ月。もうすぐ、コトーは父親になる……。

『Dr.コトー診療所』レビュー

今さら『Dr.コトー診療所』が映画化?????

ドラマの中で、くっつくかくっつかないかを淡々と描いてはいたけど、コトーと 彩佳に子どもができるのに時間かかり過ぎな問題は置いといて、アニバーサリー同窓会的作品として、かつてのキャラクターが次々と再登場する。蒼井優や神木隆之介も出演しているのは地味に嬉しいし、キャラクター図鑑のような楽しみ方もできる一方で、社会派な部分もがっつり描こうとしている。

たったひとりで診療所を続けてきたコトー。離島医療の切迫問題をずっと描いていたのに、十数年たった今も解決していなくて、またそこを描くというのは焼き回しに思えるかもしれない。

しかし、本土にしか行政が行き届かない根本的な現実問題とリンクしている部分もあって、今でさえ変わらないことこそが、逆にリアルなのかもしれない……。そして、それを思い知らされるような事件が立て続けに起きてしまう。

理想と現実の厳しさがいちいち突き刺さるような展開の数々に、詰め込み過ぎな感じがしないでもないが、映画版ということで、やりたいことは全部やりたかったんだと、大目に見てあげてほしい。

そんな中で今作で大きな役割りを果たしているのは、実はKing & Princeの髙橋海人が演じる織田判斗というキャラクターだ。島の状況を俯瞰的に見る立場として機能しており、少し冷たい感じに見えるかもしれないが、言っていることは正論そのもの。そしてド直球にぶつけてくる。

さらに人が人を救うことの意味を問いただすものとなっていることから、単なるドラマの劇場版に留まってはいないのも特徴的というべきだ。

どうでもいいことだが、 今作で俳優復帰した富岡涼演じる剛洋が設定上も実年齢もアラサーなのに、ドラマの頃と顔が変わってないことに驚かされる。

点数 80

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