作品情報
『ソードアート・オンライン プログレッシブ』は、《SAO》物語のすべての始まり、アインクラッド第一層からの軌跡を、深く掘り下げながら詳細に描く作者自身によるリブート・シリーズ。原作者・川原礫がアスナ視点で描く新たな《アインクラッド》編を、完全新作アニメーションで映画化。これは、ゲームであっても遊びではない――。ゲームオーバーは現実の死に直結する。全ての原点であるデスゲーム『ソードアート・オンライン』が、劇場のスクリーンで新たに幕を開ける。
先取り版とは?
私、映画評論家バフィーがマスコミ試写で、いち早く観て評論する先取り版です。通常回では、公開日もしくは前後に更新していますが、毎週10本以上の新作を観ていて、量が多く大渋滞状態ということもあって、先取りもしていきます。
ダメな作品はダメと言いますが、基本的にネタバレを垂れ流して、映画自体を観なくてもいいような評論はしません。
『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア』レビュー

8月末ぐらいに試写で観た作品ではあるのだが、とにかく情報解禁の9月16日前後までは、主題歌や詳しいキャラクターの関係性について触れることも許されていなかったため、遅くなってしまったが、新予告にてアスナと新キャラクター・ミトとの関係性が解禁になっていることからも、やっと語ることができる。
今作の存在自体は知っていたものの、映像作品をほとんど観たことがなくて、『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』だけは観たうえで挑んだのだが、もちろん今までのシリーズを追っている人こそ楽しめる作品だとは思うが、全く知らない状態で観ても理解できる作品になるし、どこから手を出していいのかわからない人にとっては、導入的な機能もある作品だ。
改めてはじまりの物語をリブートするスタイルは、過去に『ドラゴンボール 最強への道』『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』なんかでもやっていたことだが、今作でのオリジナル要素というか、一番の見所はオリジナルキャラクター「ミト」という存在だ。
このミトとアスナの友情と絆がメインテーマとなっていて、生死のかかった極限の状況下において、友情と命を天秤にかけて、どういった答えが出せるのかというものと、その中での拒絶と許しといった人間の潜在的にある複雑な感情が絡み合っていくもとなっていて、バトルがメインのファンタジーアニメかと思っていたら、なかなかアダルトな人間ドラマが描かれているのには驚いた。
その一方で、原作やアニメシリーズを知っていることが前提で描かれている部分もあることで、今作だけを観ても理解できないし、ツッコミ所や続きはアニメシリーズで確認できるのかもしれないが、ミトというオリジナルキャラクターがいるかいないかで、映画版としての重みが違うため、ストーリーラインとしての楽しみ方はできるかもしれいが、別ものとしての印象を強く残してしまう。
3部作ぐらいで構成された映画シリーズとして、順番にリブートしていくというのであれば、これでもいいかもしれないが、できるだけ今作だけで完結する物語に仕上げてほしかった…….
CREDIT
原作・ストーリー原案:川原 礫(「電撃文庫」刊)
原作イラスト・キャラクターデザイン原案:abec
監督:河野亜矢子
キャラクターデザイン・総作画監督:戸谷賢都
アクションディレクター・モンスターデザイン:甲斐泰之
サブキャラクターデザイン:秋月 彩・石川智美・渡邊敬介
プロップデザイン:東島久志
美術監督:伊藤友沙
美術設定:平澤晃弘
色彩設計:中野尚美
撮影監督:大島由貴
CGディレクター:織田健吾・中島 宏
2Dワークス:宮原洋平・関 香織
編集:廣瀬清志
音楽:梶浦由記
音響監督:岩浪美和
音響効果:小山恭正
音響制作:ソニルード
プロデュース:EGG FIRM・ストレートエッジ
制作:A-1 Pictures
配給:アニプレックス
製作:SAO-P Project
【CAST】
キリト:松岡禎丞
アスナ / 結城明日奈:戸松 遥
ミト / 兎沢深澄:水瀬いのり
クライン:平田広明
エギル:安元洋貴
シリカ:日高里菜
ディアベル:檜山修之
キバオウ:関 智一
【音楽】
「往け」 LiSA(SACRA MUSIC)
作詞:LiSA /作曲:Ayase /編曲:江口 亮
■公式HP:https://sao-p.net/
■公式ツイッターアカウント:https://twitter.com/sao_anime
■著作権表記:©2020 川原 礫/KADOKAWA/SAO-P Project
2021年10月30日全国公開
点数 84
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