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第34回東京国際映画祭

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この映画語らせて!ズバッと評論!!第32回東京国際映画祭SP『ザ・ドーター』閉ざされた山小屋での奇妙な共同生活によって倫理観が迷子になる!!

作品情報 少年犯罪者の更生施設に住む少女が妊娠する。施設の教師とその妻は、人目を避けて出産できるように少女と山小屋で共同生活を始める。雪の中で展開される衝撃的な心理ドラマ。 『ザ・ドーター』レビュー 子どもに恵まれなかった夫婦が、更生施設で妊娠した少女イレーネの子どもをもらうかわりに、生活もままならないイレーネのその後の生活を保障するかたちで合意のもとに、山小屋で出産までの隔離生活の中で巻き起こる […]

この映画語らせて!ズバッと評論!!第32回東京国際映画祭SP『ムリナ』外の世界への憧れの象徴として現れるクリフ・カーティス!!

作品情報 クロアチアの島に住む10代の少女は抑圧的な父と対立する。父の友人が訪ねてきたことを機に、少女の外の世界への関心が高まる。クロアチアの女性監督デビュー作。 『ムリナ』レビュー クロアチアの小さな島で暮らす多感な時期の10代の少女ユリア。都会からバカンスにやってきた富裕層らしき若者のグループを窓から羨ましそうに眺めながら、同じようなことの繰り返しの毎日が続く、閉鎖的な島から外の世界への憧れを […]

この映画語らせて!ズバッと評論!!第32回東京国際映画祭SP『箱』父親への憧れと人間としての良心の葛藤が少年の視点を通して残酷に描かれる!!

作品情報 『彼方から』(15)でヴェネチア映画祭金獅子賞を受賞したビガス待望の最新作。父の遺骨を取りに来た少年は、その帰り道で父によく似た男を見かける…。ヴェネチア映画祭コンペ作品。 『箱』レビュー 先日評した『市民』と同じく、メキシコが舞台となっており、共通する点も多い作品ではあるが、メキシコでは麻薬カルテルや犯罪グループの暗躍によって、年間で万単位の人々が行方不明になっており、紛争などによって […]

この映画語らせて!ズバッと評論!!第32回東京国際映画祭SP『市民』行方不明者が多発するメキシコに住む普通のお母さんが立ち上がる!!

作品情報 組織犯罪に巻き込まれて行方不明になった娘の行方を捜すシエロは、凄惨な実態を目撃して…。ルーマニアの女性監督がダルデンヌ兄弟のプロデュースによりメキシコで撮影した作品 『市民』レビュー その日は突然訪れた。いつものように家を出て、彼氏そのバックには誰か黒幕がいるようである。ここまでの流れが、ドラマ性をあえて演出せずに自然に描かれる。これはメキシコにおいて人が連れ去れていなくなることが日常的 […]

この映画語らせて!ズバッと評論!!第32回東京国際映画祭SP『カリフォルニエ』出稼ぎ移民少女の目線で5年間を描いた半ドキュメンタリー!!

作品情報 イタリアの小さな町に暮らすモロッコ人少女の9歳から14歳までに至る5年間をドキュメンタリー・タッチの映像で描く。ドキュメンタリー監督カッシゴリ&カウフマン初の劇映画。 『カリフォルニエ』レビュー ドキュメンタリー作家の監督コンビによる初の劇映画ではあるが、オリンピックにも出場したイタリア初の女性ボクサー、イルマ・テスタを追ったドキュメンタリー『Butterfly』を手掛けている最中に、た […]

この映画語らせて!ズバッと評論!!第32回東京国際映画祭SP『洞窟』セリフといったセリフなし!とにかく突き進む洞窟探察を無心で観ろ!!

作品情報 1960年代、若い学者たちが前人未到のカラブリアの洞窟を探索。地下700mまで到達した。この事実をあたかもドキュメンタリーのように再現した作品。撮影は名手レナート・ベルタ。 『洞窟』レビュー 1960年代、カラブリアの洞窟を探索する若者たちの姿を、ほとんどセリフなしのドキュメンタリー風タッチに、ただただひたすら映し出す。 とにかく人の行動や、セリフではない、ぼそっと口にする聴き取りづらい […]

この映画語らせて!ズバッと評論!!第32回東京国際映画祭SP『最初の花の香り』軽い感じで観れてしまうLGBTQのミニドラマ編集版!!

作品情報 LGBTQ作品に特化した台湾の動画配信サイトGagaOOLala製作のミニ・シリーズ。平凡な家庭の主婦が、高校の後輩との再会を通して新しい自分を発見するまでを描いた作品。パリで開催されるSeries Maniaで上映された。 『最初の花の香り』レビュー 今作を観ていると、エピソード1、エピソード2と節目にタイトルカットが入るため、どうもミニドラマかWEBドラマっぽいと思ったら、それもその […]

この映画語らせて!ズバッと評論!!第32回東京国際映画祭SP『その日の夜明け』パブロ・ネルーダの若き日を描いたコミカルタッチな風刺作!!

作品情報 1929年、英領セイロンにチリ領事として赴任した詩人パブロ・ネルーダは、前任地で受けた心の傷を癒すため海辺で静かな生活を始める。植民地時代のスリランカを描いた意欲作。 『その日の夜明け』レビュー 外交官で詩人として知られ、2017年にも『ネルーダ 大いなる愛の逃亡者』という映画が日本でも公開されたり、彼をモデルとした小説が翻訳されている「パブロ・ネルーダ」作品の中で、あまり扱われることの […]

この映画語らせて!ズバッと評論!!第32回東京国際映画祭SP『ベネシアフレニア』70年代ジャッロ映画にリスペクトしたことは伝わるが社会問題の取り入れ方が雑!!

作品情報 ヴェネチアを訪れたスペイン人観光客が次々と殺害される。その陰には街を外国人から取り戻そうとする秘密結社の存在があった。1970年代“ジャッロ映画”へのオマージュとも言うべき作品。(東京国際映画祭公式サイトより引用) 『ベネシアフレニア』レビュー 今作はダリオ・アルジェント、ルチオ・フルチ、マリオ・バーヴァといった巨匠たちが手掛けたきた1960-70年代にかけて多く制作された「ジャッロ映画 […]

この映画語らせて!ズバッと評論!!第32回東京国際映画祭SP『アメリカン・ガール』少女の限られた視点から見える母親の闘病を描く!!

作品情報 SARSが猛威を振るう2003年、アメリカから台湾に帰還した13歳の少女と家族。母の病や同級生との確執など、ロアン・フォンイー監督の自伝的要素も挿入される。母親役は『百日告別』(15/トム・リン監督)のカリーナ・ラム。 『アメリカン・ガール』レビュー 2017年の短編『おねえちゃん』の設定を少し引き継いでいるようにも感じられるが、それもそのはずで、どちらもロアン・フォンイー監督が少女自体 […]

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