イントロダクション
本作のチョ·バルン監督がスタント無しでアクションを目分でやれる女優を探していたところ、「アクロバティック、剣術、弓、乗馬、ダンス、器械体操など、アクションに関する全てをこなすことができる」と自信を示すアン·ジへと出会い、彼女がアクション練習をしているビデオを見て、本作の出演オファーに至ったという。監督お墨付きのアン·ジへのアクションがこの映画の最大の見どころとなっている。特にクライマックスのアン·ジへによる超絶な剣術対決シーンは必見だ!2020年東京国際映画祭でも話題となった韓国発のエンターテイメントアクション映画
ストーリー
幼い頃からアクションスターになることを夢見ていたヨニ。卓越した剣術を持っているにもかかわらず、なかなか役者として芽の出ない日々を送っていた。ある日、アクション映画のスタント役として雇われて撮影現場に入ると、そこは無法地帯のパワレルワールドで、人々が剣を持ち、何の報いもなく殺し合いをしていた。撮影と間違えて敵を倒していくヨニの姿を見た村人たちから村の守護者として迎えられ、尊敬されるようになる。そしてヒロインとして村人を救うために、ヨニは悪者たちに反撃を開始する
スタッフ・キャスト
監督 : チョ・バルン
脚本 : チョ・バルン
出演 : アン・ジへ
クレジット
プロデューサー : チョン・ミラ 、ホン・ジェジュン、チェ・ジェソン、キム・ヨンミン、クォン・ジヨン
エグゼクティブプロデューサー : チョン・ミラ
撮影: イ・ソクチュン
音楽 : チョ・ソンジン
編集: チョ・バルン
照明 : イ・テヒ
美術 : イム・スジョン
衣装 : キム・キョンミ
ヘアメイク : イ・ジニョン
アクション監督 : シム・サンヨン
録音 : チョン・ジョンホ
2020年/韓国/カラー/100分

短評
第33回東京国際映画祭で上映された作品が1年経って、小規模ではあるが劇場公開された。
日本の低予算アクションと似ていて、役者だよりのアクション映画といったところ。かつて武田梨奈が出演していた『ハイキック・ガール!』『女忍 KUNOICHI』なんかを思い出すし、2021年では『ベイビーわるきゅーれ』なんかとも似ている。
技術や予算が不足していて、全体的にチープなのは仕方ないとして、設定がゆるゆるなのは、もう少しどうにかなっただけに残念でならない。
パラレルワールド設定で異世界迷い込んだ主人公が救世主と間違われるくだりは、もはや古典というべき王道設定ではあるのだが、もうひとつの世界が衣装に変化がないため、ディストピアのような世界のわりには説得力が不足している。
主人公もはじめは撮影だと思っていたら、本物の剣で人が切り殺されるところを目の当たりにして、一時は怯えながらも、すぐにふっきれて命がけの戦いに突っ込んでいく精神状態もなかなかぶっ飛んでいる。
ただ主演のアン・ジヘは、自分からアプローチしたほどはあって、かなりの剣さばきを披露しており、彼女の存在によって作品を観られるレベルまで上昇させているといったところ。
基本設定がもう少ししっかりしていれば、周りのチープさもカバーできていたと思うだけに、その点は残念でならない。


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