【イントロダクション】
2017-18年にかけてニコロデオンで放送されていた(日本未放送)スペイン版「Glee」、「シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ」といった、ティーン向けミュージカルドラマ『ケリーズ・マッシュアップ』の劇場版にして完結編が2021年に公開。
主演のマイア・レフィコはスペインのティーンの間で圧倒的な人気を誇っており、ファンの要望に応えての映画化された。
またマイアは、「プリティ・リトル・ライアーズ」のリブート版「プリティ・リトル・ライアーズ ORIGINAL SIN」やNetflix映画『リベンジ・スワップ』、AJ・アパ主演のアクション映画『One Fast Move』など、近年はアメリカを中心に活躍している若手女優だ。
【ストーリー】
ケリーは誕生日の数日前に、有名なデザイナーのキャットウォークに出場することになる。人生で最高の時を過ごしながら、冒険的な旅に乗り出す。しかし、偶然にもポップ・アイコンとして知られるストームと出会ったことで突然のロマンスに発展する。一方ダンテ(アレックス・ホイヤー)は大切な想いを伝えるために、ティナやケヴィンといった友人たちの力を借り、ケリーのもとに急ぐのだった……。
【作品情報】
監督: ジョルジ・ナバス
脚本: アダム・アンダース
ピーター・バーソッキーニ
出演:マイア・レフィコ
アレックス・ホイヤー
ヨハン・ベラ
サライ・メサ
言語:スペイン語
【短評】
ディズニー・チャンネル系のティーン向け長編作品によくある展開の数々で、ストーリー的には、王道中の王道といった感じではあるが、主演のマイア・レフィコの歌唱シーンが見事で、演出と音楽性のクオリティの高さに満ち溢れた作品だ。
ドラマシリーズを観ていると、主人公のケリーやボーイフレンドのダンテ、そして友人たちに感情移入しやすいかもしれないが、劇場版だけを観ると、かなり軽い内容になってしまっており、ヒラリー・ダフ主演の『リジー・マグワイア ムービー』を連想しないではいられない。
「Glee」やディズニー・チャンネルの香りがするのは、決して気のせいではなく、脚本と音楽を手掛けているアダム・アンダースは「Glee」においても音楽を担当していた人物であるし、共同脚本のピーター・バーソッキーニは「ハイスクール・ミュージカル」シリーズを手掛けてきた人物なだけに、逆にそうならないわけがないのだ。
- この映画語らせて!ズバッと評論!!『デッドプール&ウルヴァリン』FOX作品は確実に存在していた!というメタ的メッセージ!!
- インド音楽サイト”NEXT InDoor”開設に伴い、しばらくお休みしていましたが7月24日より更新再開!!
- ネットもSNSも遮断されたインドの全寮制女子高を舞台に、少女たちは”自分”とは何者なのかに葛藤する!!『女子高生は泣かない』
- 第96回アカデミー賞:映画評論家バフィー吉川の最終受賞予想!事実上『オッペンハイマー』のひとり勝ち状態か?!
- インド音楽界の歴史が動いた!22年ぶりのメジャーガールズユニット”W.i.S.H.”誕生!K-POPに次ぐ世界市場を狙う!!
![](https://buffys-movie-and-money.com/wp-content/uploads/2023/01/maxresdefault-1024x576.jpg)
コメントを書く