ミュージシャンの伝記映画が続々と公開される中で、別の意味で異質な作品が公開される。
フランスの女優ヴァレリー・ルメルシエが監督・脚本・主演を務めた『ヴォイス・オブ・ラブ』は、「My Heart Will Go On」「Beauty And The Beast」など多くの名曲を抱えるグラミー歌手セリーヌ・ディオンの半生をモデルとした映画である。
しかし、忘れてはならないのは、これはあくまでセリーヌの半生をベースにしたフィクションであって、伝記映画ではないということだ。そのため役名もアリーヌとされている。
セリーヌの曲をそのまま使用(歌はヴィクトリア・シオが吹替え)していて、リスペクトも伝わってくるだが、あくまでセリーヌに詳しいファン目線ということで、本人に今作をみせていないというのも驚きな作品だが、もっと驚くべき点は、ヴァレリーが12歳のシーンから演じていることだ。
現在57歳のヴァレリーが12歳を演じるというのは、流石に無理がある!とは言ってもCGで上手く、コーティングされているのかと思いきや……そのまま!!
歌声は吹替えにして、子役を立てるなどいくらでもできたと思うだけに、なかなか冒険的なことをやってしまった映画である。
逆にそこを楽しむのもアリな作品だ!
ちなみにセリーヌ・ディオンに関しては、半生を追った長編ドキュメンタリーをアイリーン・テイラーが製作中である。
『ヴォイス・オブ・ラブ』は2021年12月31日公開(都内一部の劇場で24日公開)

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