作品情報
OLたちの華やかな職場の裏で、拳を戦わせる壮絶な派閥争いがおこなわれていたというバカリズムの奇想天外なオリジナル脚本を、Perfumeやサカナクション、星野源のMVを手がける関和亮監督のメガホン、永野芽郁主演で映画化。ごく普通のOL生活を送っているかのように見える直子。しかしその裏では社内の派閥争いをかけ、OLたちが日々ケンカに明け暮れていた。ある日、中途採用されたOL・蘭と直子は一緒にカフェめぐりをするなど友情を深めていくが、蘭の正体はスカジャンがトレードマークのカリスマヤンキーOLだった。蘭の入社をきっかけに、直子の会社が全国のOLたちのターゲットになってしまい……。主人公・直子役を永野、蘭役を広瀬アリスがそれぞれ演じ、菜々緒、川栄李奈、大島美幸(森三中)、小池栄子に加え、勝村政信、松尾諭、丸山智己、遠藤憲一らが全員OL役を演じている。
『地獄の花園』レビュー

不良漫画×OLという発想を貫いて、基本的なベースとしてはコメディでありつつも本格的なバトル映画に仕上げたのは評価すべき点であるし、不良漫画であればベタな展開を1周回った視点から描くことでバカバカしくも上手い具合のバランスで構成されていて、『今日から俺は!!』のバトルシーンもこれを見習った方がいいのではないだろうか。
8割がバトルシーンの連続という点でいうと、最近観た作品としては『モータルコンバット』に近いのかもしれない。
今回、遠藤憲一らの男性キャストが女装して登場しているのだが、漫画でどう見たって男性にしか見えない女性ボスをイメージしているのだろうと思うが、おそらくコンプライアンス的にキャスティングに悩んだ結果、ぶっ壊れた発想になってしまった気はするものの、意外とハマり役なのは役者魂というべきだろうか…
今作を観て改めて思ったのは、男性俳優の場合だと、定期的に殴り合うシーンのある映画が公開されているものの、アングラ系映画を除くと、女性を主体とした、特に知名度のある女優を起用したアクション映画って近年ではなかったのではないだろうか。
永野芽郁の作品は全部観ているとは思うが、今までアクションシーンなんてなかっただろうし、広瀬アリスもアクションシーンが似合いそうながら、『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイドMOVIE大戦2010』のタックル役をやってた時以来ではないだろうか…
菜々緒も同じくアクションシーンは映えそうではあるが、実は今まであまりなかった。『銀魂』で少しあったかもしれないが、こんなに長時間はない
ストーリーは豪快で大味ではあるが、全体を通して、今まで「永野芽郁のアクションが観たい!」「 広瀬アリスのアクションが観たい!」という願望を持っていた人がいるかいないかは不明だが、常に画的なおもしろさがあふれた作品だ。


点数 80
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