『ゴッドファーザー』『チャイナタウン』『10日間で男を上手にフル方法』『ポパイ』など多くの作品を手掛け、2002年に自伝本『くたばれ!ハリウッド』がドキュメンタリーとして映画化され、2003年には彼をモデルとしたミニアニメシリーズ『Kid Notorious』が製作された。近年ではテレビ業界に活躍の場を移していたプロデューサーのロバート・エヴァンスが2019年10月26日の夜に亡くなった。享年89歳だった。
ロバート・エヴァンスは1960年代から映画業界で活躍していたプロデューサーでロバート・レッドフォード主演の『裸足で散歩』、フランク・シナトラ主演の『刑事』、マイケル・ケイン主演の『ミニミニ大作戦』、 ロマン・ポランスキー監督作品『ローズマリーの赤ちゃん』などなど名作を世に送り出してきた。
7度の離婚をしたことでも知られていて、3番目の妻で女優のアリ・マッグローとは、まだ彼女が無名の頃に結婚し、彼女をスターにするための作品としてプロデュースした『ある愛の歌』でロバート・エヴァンスの思惑通り、アリ・マッグローは女優としてブレイクしたが『ゲッタウェイ』で共演したスティーヴ・マックィーンとアリ・マッグローは駆落ちしてしまうという映画顔負けの人生をおくってきた。
残念なのは、作家ポール・セローの『The Stranger at the Palazzo d’Oro』の映像化を手掛ける予定だったが叶わなかったことだ。
ロバート・エヴァンスが世に送り出した名作の数々は、紛れもなく映画界の財産である。ご冥福をお祈りします。
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