インド系の俳優として多くのインド映画が出演するのと並行して『アメイジング・スパイダーマン』『インフェルノ』『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』などのハリウッド大作にも名脇役として出演していたイルファン・カーンが2020年4月28日にムンバイの病院に搬送され結腸感染症の治療を受けたが、4月29日に死去した。
2018年に希少癌といわれる神経内分泌腫瘍であることを公表しており、治療を受けて2019年に俳優業に復帰。主演を務めたインドのコメディ映画『Angrezi Medium』が2020年3月に公開されたばかりであり、ハリウッド映画にも出演予定であった。
また先週、実の母親を亡くしており、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、葬儀に参加することはできないという経験をした後だったこともあり、不幸が重なってしまったことが残念でならない。
イルファン・カーンが亡くなったのは、新型コロナウイルス感染によるものではないが、芸能界の訃報に歯止めがかかることを願うばかりだ。
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