2021年11月5日からいよいよ公開されるMCU最新作にして圧倒的壮大な世界観で描かれる『エターナルズ』
その『エターナルズ』には、驚異的なスピード能力を持つキャラクター「マッカリ」が登場する。
もともと男性のキャラクターであったマッカリだが、映画に登場することを意識してなのか、コミック版でも女性として描かれることが多くなった。
そんなマッカリを演じているローレン・リドロフは、生まれながらにして聴覚障害者である。大学を卒業後、同じような障害に苦しむ子供たちのため、高校教育を改善するプログラムに参加し、2000年には全米ろう協会が主催する「世界で最も美しい聴覚障害者」を決める「ミス・デフ・アメリカ大会」で優勝を果たした。
ローレンは、その障害を活かして、ドラマ『ウォーキング・デッド』のコニーや、『サウンド・オブ・メタル -聞こえるということ-』のダイアンなど、聴覚障害者の役を積極的に演じることで、聴覚障害者がテレビや映画界で胸を張って活躍できるということを体現してみせているのだ。
聴覚障害者という設定は、原作とは異なるため、ローレンが演じることによって変更された設定だ。
今作は他にも、MCUにおいては、今までロキがバイセクシャルであるなど裏設定としてはあったものの、オープンな同性愛者としては初めてとなる、ブライアン・タイリー・ヘンリー演じるファストスが登場するなど、多様性に拘った作品を目指しているともいえるだろう。
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