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第38回東京国際映画祭作品レビュー:21:『みんな、おしゃべり!』

第38回東京国際映画祭作品レビュー:21:『みんな、おしゃべり!』

作品情報

プロデューサー:小澤秀平

監督/脚本:河合 健

脚本:乙黒恭平

脚本:竹浪春花

ろうドラマトゥルク・演技コーチング:牧原依里

音楽:渡邊 崇

撮影:向山英司

出演 : 長澤 樹

毛塚和義

ユードゥルム・フラット

福田凰希

ムラット・チチェック

那須英彰

板橋駿谷

小野花梨

  • 143分
  • カラー
  • 日本語、日本手話、クルド語、トルコ語、中国語、アメリカ手話
  • 2025年
  • 日本
  • GUM

©2025 映画『みんな、おしゃべり!』製作委員会

【ストーリー】

ろう者の父と弟がいる古賀家と、その街に新しく越してきたクルド人一家が対立。古賀家の娘の夏海とクルド人一家のヒワは、お互いの家族の通訳を行うなか、次第に惹かれ合っていくが、両者の対立はやがて街を巻き込む問題へと発展していく――。

日本人同士だって、方言もあるし、何言ってるかわからない人だっているが、会話しようとすればなんとかなる場合が多い。ろう者とも手話で会話できる。それは完璧な手話でなくても、なんとなくのジェスチャーでも気持ちさえこもっていれば伝わる。

つまり伝えよう、理解しようという気持ちがあれば、言語は障害ではない。だとしたら、生まれた国なんて、外見なんて関係なく、人間は誰とでも、何等かの意思表示で会話できるはずなのだ。

ならば、何が邪魔をしているのかというと、偏見しかないのだ。外国人だから伝わらないだろう~とか、めんどくさいなぁ~という、会話をしようとする以前の問題や差別、区別意識が邪魔をしているだけなのではないだろうか。

今作はそんな現状に、「ちょと待って!同じ人間なんだから、区別するのおかしくないか??」という、すごくド直球なメッセージが込められた作品なのだ。是非、アメリカなどの多国籍な国でも上映してもらいたいね。

『BISHU 世界でいちばん優しい服』(2024)で印象深かった長澤樹主演というの注目すべき点だ。

総合評価:80点

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