2020年からAmazonプライムビデオで配信開始されたインドのドラマ『Four More Shots Please』(日本未配信)
現在までに2シーズンが制作されており、シーズン3の配信開始が待たれる期待のドラマだ。
日本のAmazonプライムビデオは、Amazonオリジナルのインド映画、ドラマをほとんど配信しておらず、かなり出遅れている。
インドの配信用作品こそ、今のインドの最前線、世界に何を主張したいのかがわかる大切なコンテンツ。Netflixでも一部の作品は、まだ日本では配信されておらず、日本におけるインドの偏ったステレオタイプイメージから抜け出せていないことが、世界中から問題視されるのは時間の問題かもしれない。
とにかく今作の本編はロケーション設定などの裏ワザで観れるといえば観れるのだが、日本語字幕もないし、ハードルが高くて観れない人も、とにかく予告やダイジェストだけでも観てもらいたい。
『Four More Shots Please』は、都会に生きるタイプの異なるインド女性の日常をセクシャルかつファッショナブルに描いた、まさにインド版『セックス・アンド・ザ・シティ』といったもので、その中でジェンダー、LGBTQなど、インドに生きる女性の今を描いている!!
メインキャラクターの4人は『おかしな子』『マルガリータで乾杯を!』のサヤーニ・グプタ、『ピンク』『ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画』のキールティ・クルハーリー、『結婚は慎重に!』『チーター・ガールズ3 in インド』のマーンヴィ・ガグロー、V・J・バニことBani Jが演じる。
ほかにもシモーン・シン、プラティーク・バッバル、リサ・レイなどが出演する。
そして注目なのはサウンドトラック。シーズン2では、ほとんどの楽曲をジョニタ・ガンディーとディヴィン、バードシャーのコラボ曲『Bach Ke Rehna』の記憶が新しいマイキー・マクレアリーが手掛け、Saachi、ナタニア、Naquita D’souzaといった、若手歌手たちが多数参加、キャッチーかつ世界を意識した曲が詰まっている。
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