作品情報
2018年製作/133分/G/スペイン・ベルギー・フランス・イギリス・ポルトガル合作
原題:The Man Who Killed Don Quixote
ストーリー

仕事への情熱を失くしたCM監督のトビーは、スペインの田舎で撮影中のある日、謎めいた男からDVDを渡される。偶然か運命か、それはトビーが学生時代に監督し、賞に輝いた映画『ドン・キホーテを殺した男』だった。舞台となった村が程近いと知ったトビーはバイクを飛ばすが、映画のせいで人々は変わり果てていた。ドン・キホーテを演じた靴職人の老人は、自分は本物の騎士だと信じ込み、清楚な少女だったアンジェリカは女優になると村を飛び出したのだ。トビーのことを忠実な従者のサンチョだと思い込んだ老人は、無理やりトビーを引き連れて、大冒険の旅へと出発するのだが…。
監督&出演者

監督:『ローズ・イン・タイドランド』『未来世紀ブラジル』のテリー・ギリアム
出演者:『ブラック・クランズマン』『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』のアダム・ドライバー、『ブラザーズ・グリム』『エビータ』のジョナサン・プライム、『ヒットマン』『スターリンの葬送狂想曲』のオルガ・キュリレンコ、『ニンフォマニアック』『マイティ・ソー』のステラン・ステルスガルドなど
おすすめポイント

奇抜な変人監督として知られるテリー・ギリアムだが、ドン・キホーテの映画化は念願中の念願であった。
1998年に製作を発表した後、ジョニー・デップを主演に迎えて『ドンキホーテを殺した男』の製作が開始されたが、度重なる不運と資金難によって、製作が中止になってしまう。
その様子をとらえたドキュメンタリー映画『ロスト・イン・ラマンチャ』も公開された。
その後も主演をユアン・マクレガーに変更したが、翌年には降板するなど、何度か映画化を試みるが、そのたびにトラブルが発生して、挫折の連続。それでも諦めなかった男テリー・ギリアムの生き様的映画と言ってもいいだろう。
ここに注目!!

テリー・ギリアムという監督は、独特の世界観で好き嫌いの分かれる監督であり、彼を天才と呼ぶ人もいれば、変人と呼ぶ人もいる。
今回の作品も「意味がわからない」「世界感がおかしい」など批判的なコメントも多いが、それこそがテリー・ギリアムの監督性なのである。
ホラーばかり撮っている監督もいれば、アクションばかり撮っている監督もいるだから、変な映画ばかり撮っている監督がいても別にいいのではないだろうか。
意味がわからなくても、映画の中で何か忘れられないものを見つけられるものがあるかもしれない。それがテリー・ギリアム作品だ。

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