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第38回東京国際映画祭作品レビュー:19:『悪魔祓い株式会社』

第38回東京国際映画祭作品レビュー:19:『悪魔祓い株式会社』

作品情報

監督/脚本:イム・デヒ

企画原案/プロデューサー:マ・ドンソク

撮影監督:キム・ジヨン

照明:パク・ジュンウ

衣装/メイク:ナム・ジス

美術:イ・ジェソン

音楽:モーグ

アクション監督:ホ・ミョンヘン

編集:キム・ソンミン

出演 : マ・ドンソク

ソヒョン(少女時代)

イ・デヴィッド

キョン・スジン

チョン・ジソ

92分/カラー/2025年/韓国/ギャガ

©2025 LOTTE ENTERTAINMENT & BIG PUNCH PICTURES & NOVA FILM All Rights Reserved.

【ストーリー】

魔崇拝カルト集団の台頭により、街は混乱に陥っていた。この闇勢力に立ち向かうため、警察や神父までもが、強靭な肉体と力を持つバウ(マ・ドンソク)と魅惑のエクソシスト・シャロン(ソヒョン)、テクノロジー通で情報収集係のキム君(イ・デヴィッド)からなる悪魔祓い株式会社に駆け込む事態に。そんななか、医師のジョンウォン(キョン・スジン)から愛する妹ウンソ(チョン・ジソ)を助けてほしいという切なる依頼が舞い込む。異常行動を繰り返すウンソを支配するのは一体⁉ 彼らはウンソを救い、街の秩序を取り戻せるのか――?

「エクソシスト」や「スーパーナチュラル」系作品で、圧倒的に人員不足だったのが、打撃系の強いキャラクターだ!!

もちろんコミックにまで手を伸ばせばいないわけではないが、超常現象を扱った作品の場合、どうしても能力は持っていても肉体的には弱いキャラクターが多かったなかで、マ・ドンソク演じるバウは、かなりのレアキャラクターだ。「死霊館」ユニバースの方にも出張してきてもらいたい。

悪魔祓いのシーンは、かなり拘りをもっていて、描写が本格的なのは、今作を観れば何となくわかると思うが、イム・デヒ監督は、大学時代から東洋のシャーマニズムをテーマに数多くの研究をしてきており、もともとオカルトに造詣が深い。

本格的なホラーアクションでありながらも、マ・ドンソクの使い方を熟知しているようなギャグシーンも満載で、ちゃんとマブリー映画にもなっていたのもバランスとして絶妙だ。

ちなみにプラバース主演のインド映画『Spirit』に出演するかもしれないという情報があるが、どうなるだろうか……。実は『Spirit』のサンディープ・レッディ・ヴァンガ監督に近々インタビューする機会があるのだが、聞いたら教えてくれるかな???

少し話が脱線したが、今作には、前日譚の「Holy Night: The Zero」というウェブコミックが存在しているが、それ以外でも描かれていない部分までキャラクター造形を深堀し、サイドストーリーまで考えられているからこそ、キャラクターひとりひとりに奥行がある。

バウも気になるところではあるが、少女時代のソヒョンが演じるミシェルもサイドストーリーが気になる、気にさせる、欲求を刺激する作り方は上手い。是非、シリーズ化してもらいたいところだ。

総合評価:80点

Evoto

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