作品情報

フランスの名監督ギョーム・ニクルーによる2018年の作品。1945年のフランス領インドシナを舞台に戦争による残酷な現実と精神の腐敗、孤独な戦いを容赦ない切り口で描き、衝撃的な歴史の闇をえぐりた出した戦争映画である。主人公でフランス人兵士ロベールを演じたのは『ハンニバル・ライジング』で若きハンニバル・レクターを演じて話題となったギャスパー・ウリエル、共演には『私の知らないわたしの素顔』『アナーキスト 愛と革命の時代』などの名脇役ギョーム・グイ、主演した映画『ファヒム パリが見た奇跡』が日本でも2020年8月14日に公開される名優ジェラール・ドパルデュー。
Buffys Movieの注目ポイント

『愛と死の谷』『ミシェル・ウエルベック誘拐事件』など、日本では一部の映画祭などで限定的に公開され、ソフト化もされないという、なかなか日本の映画館との相性がよくないギョーム・ニクルーだが、2007年の『ストーン・カウンシル』以来、日本にとっては13年ぶりの一般劇場公開作品となる。
今作も元々は「フランス映画祭2018」にて『世界の果て』というタイトルで限定公開されていたものだが、評判の良さから一般公開が決定となった。
繊細で時に残酷、社会派な作品を多く手掛けてきたギョーム・ニクルーが今回手掛けたのは、第二次世界大戦末期のフランス領インドシナにおける、植民地支配の知られざる闇にメスを入れた作品である。
舞台は1945年、第二次世界大戦末期、フランス領インドシナ。ベトナム人民はフランス軍と日本軍に二重支配されていたという史実に基づいて、戦争という地獄によって、人間が人間でいられなくなる、精神の境界線を残酷でありながら繊細に描き出す。
ベトナム解放軍による大量虐殺から奇跡的に助かったフランス人兵士ロベールは、兄を殺害した将校ヴォービンへの終わりの見えない復讐劇ともなっており、背けたくても背けられない、知られざる残酷な現実の数々が終始脳裏に突き刺さる!!
映画『この世の果て、数多の終焉』は、2020年8月15日から全国順次公開予定

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