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新作映画短評:『映画正直不動産』(5月15日公開)

新作映画短評:『映画正直不動産』(5月15日公開)

作品情報

【ストーリー】

登坂(とさか)不動産のエースである永瀬財地(山下智久)は、地鎮祭の準備中にある祠(ほこら)を壊した祟りによって「嘘がつけない」体になってしまった営業マン。正直すぎるがゆえに数々のトラブルを巻き起こしながらも、なんとか日々奮闘している。高級車に乗りタワマンに住むという野望を抱きつつ、課長昇進をかけて同僚たちと競争する一方、海外の不動産投資詐欺、嘘もいとわず営業成績を勝ち取っていた「ライアー永瀬」時代の過去の契約トラブル、元同僚である不動産ブローカーの謎の大規模開発計画、そして因縁のライバル会社・ミネルヴァ不動産が仕掛ける悪質で巧妙な地上げ戦略など、不動産業界に渦巻く難題に、正直に立ち向かっていく……。

【クレジット】

■出演:山下智久 福原遥 市原隼人 泉里香 長谷川忍 見上愛 松本若菜 ディーン・フジオカ 大地真央 / 倉科カナ 高橋克典 草刈正雄
■原作: 大谷アキラ(漫画)夏原武(原案)水野光博(脚本)『正直不動産』(小学館「ビッグコミック」連載中)
■監督: 川村泰祐

■脚本: 根本ノンジ

■音楽: 佐橋俊彦

■製作幹事: ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

■制作プロダクション: NHK エンタープライズ テレパック

■配給: ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

■©大谷アキラ・夏原武・水野光博/小学館 ©2026 映画『正直不動産』製作委員会
■公式 HP:https://shojiki-movie.jp/

5 月 15 日 全国公開

ドラマのダイジェストは、所々に配置されており、ドラマユーザーでなくても理解できる構成になっているのは有難いのだが、細かい関係性、とくにミネルヴァ不動産側との関係性に関しては、どうしてもドラマ版を観ないと消化不良な部分が多いといえる。

ドラマ版同様、ひと昔前のチープな演出や風に打たれたあとのセリフが棒読みになる部分は健在ではあるし、やはり気にはなる。

一周周って、スベり芸としてやっているのだとしたらいいのだが、本気で笑わせようとしたギャグシーンだとすれば、見ていられないセンスだ。

冒頭でアメリカのシーンがあるが、まさかの実際にアメリカ撮影……。お金をかけるべきところはソコですか??

フジも日テレもTBSもテレビの延長線上といわれないように、ドラマの映画化とはいえ、映画的なクオリティを追求していく傾向にあるというのに、ここまで素直にザ”テレビの延長線”と思える作品も珍しい。

監督の川村泰祐も脚本の根本ノンジもドラマ版から続投しているとはいえ、ドラマ臭がぬぐい切れていなさすぎる……。

とはいえ、不動産売買・契約の豆知識をカジュアルに知れる点や、ある程度の安定したおもしろさはあるし、ドラマ版を観てみたくなる導入的な側面としては大きく機能している。

かなり気になったというか、狙っているのかもしれないが、最近の市原隼人の演技は「おいしい給食」を意識しすぎではないだろうか……。

間のとり方やセリフの発し方ももそうだが、何より顔が近い!!

山ピーとキスするかと思うぐらいの距離感だ……。

今作のヒロインは誰かというなら、福原遥 や泉里香でもなく、市原隼人だ。

総合評価:75点

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