THE映画紹介『ハイテンション』血塗れおやじVS血塗れ女子!壮絶バトルの末に待つのは辻褄に合わない結末

THE映画紹介『ハイテンション』血塗れおやじVS血塗れ女子!壮絶バトルの末に待つのは辻褄に合わない結末

THE映画紹介とは?

THE映画紹介とは…劇場公開中には観れなかったもの、公開中に観たんだけれども…レビューする前にリリースされてしまったもの、単純に旧作と言われるものを独自の偏見と趣味嗜好強めに紹介するもの。

アメリカ映画、インド映画、ドイツ映画、アジア映画、アニメ、ドキュメンタリー….なんでもあり!!

今回紹介するのは『ハイテンション』

作品情報

あまりにも残虐な殺戮シーンのため日本での公開が長い間見送られていたフランス産スプラッター・ホラー。親友アレックスの実家で週末を過ごすことになった女子大生マリー。ところがその夜、突然訪ねてきた謎の男がアレックスの両親と弟を惨殺、さらにトラックでアレックスを連れ去ろうとする。マリーはなんとか彼女を救おうとするのだが……。殺人鬼に立ち向かう主人公マリーを『ロシアン・ドールズ』『フリア』のセシル・ドゥ・フランスが熱演。

『ハイテンション』基本情報

2003年製作/91分/R15+/フランス
原題:Haute Tension

監督: アレクサンドル・アジャ

出演 : セシル・ドゥ・フランス、マイウェン、フィリッフ・ナオン

アレクサンドル・アジャの出世作

今では『ピラニア3D』や『マニアック』など独自のホラー道を突き進むアレクサンドル・アジャが『サランドラ』のリメイク『ヒルズ・ハブ・アイズ』の監督に抜擢され、ハリウッドで活躍するきっかけとなったのが今作『ハイテンション』である。

アレクサンドル・アジャの父は、映画監督のアレクサンドル・アルカディであったため、アジャも幼少期から撮影現場をたびたび訪れていたりしていたため、監督としてノウハウは現場で学んできたため、限られた予算の中で工夫を凝らして、やりくりする術を身に着けたことで映画人としてのスタートダッシュが早かった監督でもある。

今作の撮影期間は6週間、更に低予算という限られた環境の中で見事なフランス製スプラッター映画を完成させた。

作品のベースとなっているのは、『悪魔のいけにえ』であるが、アレクサンドル・アジャが目指したのは、原題のリメイクホラーや『スクリーム』のようなメタホラー、『呪怨』『ザ・リング』のような霊的ホラーでなく、純度100%のスプラッター映画であった。

血塗れ女子マリーのカッコ良さ!!

少し内気で臆病、実は親友のアレックスに恋心を抱いている繊細女子のマリーだが、殺人鬼おやじにアレックスが連れ去られたことで、アレックスを助け出すために有刺鉄線ぐるぐるバット(というか木の棒)や電気ノコギリ、斧を手に立ち向かうという、女子VS殺人鬼要素も入った映画である。

とにかくマリーも殺人鬼も血塗れ、おまけにアレックスも血塗れでメインキャラクターがやたら血塗れになるのだが、マリーの雄姿は惚れ惚れするほどカッコイイ!!

フィリップ・ナオンがいい感じに変態おやじオーラを放っているため、『悪魔のいけにえ』のような突発的な恐怖も維持しつつ、アクションとしてのカッコ良さもしっかりと見せてくれる。このテイストは、のちの『ヒルズ・ハブ・アイズ』でも活かされている。

スピーディーな展開で、いつしか殺人鬼よりも狂気性が感じられるほどにまで高まるアドレナリン全開のマリーが行きつく衝撃の真実は、今作が公開された当時は、未だ斬新だったようにも思えるが、辻褄が合わないのが残念でならない。

この辻褄の合わない部分も王道ホラーらしいと言えばそうかもしれないのだが…

アレクサンドル・アジャ監督作品6選

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