THE映画紹介『シュワルツェネッガー ラスト・アクション・ヒーロー』ハリウッド製娯楽アクション映画のあるあるネタとメタ要素満載の複雑な世界観

THE映画紹介『シュワルツェネッガー ラスト・アクション・ヒーロー』ハリウッド製娯楽アクション映画のあるあるネタとメタ要素満載の複雑な世界観

THE映画紹介とは?

THE映画紹介とは…劇場公開中には観れなかったもの、公開中に観たんだけれども…レビューする前にリリースされてしまったもの、単純に旧作と言われるものを独自の偏見と趣味嗜好強めに紹介するもの。

アメリカ映画、インド映画、ドイツ映画、アジア映画、アニメ、ドキュメンタリー….なんでもあり!!

今回紹介するのは『シュワルツェネッガー ラスト・アクション・ヒーロー』

作品情報

映画好きな少年が、スクリーンの中のアクション・ヒーローと共に大冒険を繰り広げるファンタジー・アクション。監督・製作は『ザ・スタンド』『ダイ・ハード3』のジョン・マクティアナン、共同製作は『ファイティング・キッズ』のスティーヴ・ロス、エクゼクティブ・プロデューサーは本作の主演でもある『キンダガートン・コップ』『ターミネーター』のアーノルド・シュワルツェネッガー。ザック・ペンとアダム・レフの原案をもとに、『ラスト・ボーイスカウト』『アイアンマン3』のシェーン・ブラックと、デイヴィッド・アーノットが共同で脚本を執筆。撮影は『パワー・オブ・ワン』のディーン・セムラー、音楽は『リーサル・ウェポン3』のマイケル・ケイメンが担当。他の出演は、『バーチャル・ウォーズ』『ベビーシッターズ・クラブ』のオースティン・オブライエン、『エイリアン3』のチャールズ・ダンス、『ローデッド・ウェポン1』のF・マーリー・エイブラハム、『モブスターズ 青春の群像』のアンソニー・クイン、『フィッシャー・キング』のマーセデス・ルール、『炎の少女チャーリー』のアート・カーニーなど。他にティナ・ターナー、ロバート・パトリック、シャロン・ストーン、ハマー、ジャン=クロード・ヴァン・ダム、チェヴィ・チェイス他がカメオ出演している。

『シュワルツェネッガー ラスト・アクション・ヒーロー 』基本情報

1993年製作/アメリカ
原題:Last Action Hero

監督: ジョン・マクティアナン

出演 : アーノルド・シュワルツェネッガー、オースティン・オブライエン、マーセデス・ルールなど

実は複雑な世界観…

映画好きの少年がある日、不思議なチケットの力によって、アーノルド・シュワルツェネッガー主演のハリウッド製こてこての娯楽映画「ジャック・スレイター」シリーズの最新作の中に迷い込んでしまうという入り口ではあるが、その世界観が妙に複雑なのだ。

単純に「ジャック・スレイター」シリーズの世界の中に入り込んだかのように描かれているが、実はその世界は「映画の中の世界」となっており、特に「ハリウッド映画の中の世界」である。

アニメのキャラクターや映画のキャラクター達が共存していて、深く考えてはいけないのかもしれないが、設定が複雑というか、そんなに考えてないで作った感じがしてならない。

今作には、サプライズキャラクターとして、『ターミネーター2』のT-1000が登場し、映画と同じくロバート・パトリックが演じているが、その後に行くレンタル店で『ターミネーター』の主演がシルヴェスター・スタローンとなっていて、「映画の中の世界」の中の映画となるため、スタローンは「映画の中の世界」では俳優であり、映画のキャラクター…つまりこの世界ではターミネーターは映画の存在ということになる。だとしたら、T-1000は何故存在しているのか…考えれば考えるほど抜け出せなくなる泥沼設定。

「映画の中の世界」には、美人しか登場しないというメタ要素を入れてきいて、あやふやな設定や世界観、ツッコミ所満載という点でもハリウッド娯楽映画的とした少し距離を置いた目線も反映させているのだとしたら…実は深い映画なのかもしれない。

映画のキャラが現実世界を皮肉る

映画の後半では、今度は現実世界にジャック・スレイターが迷い込んでしまい、ヴィランも一緒に付いてきてしまう。

ヴィランが現実社会で見るのは、歳をとった娼婦や靴のために犯罪を犯す者の姿 、他人には無関心な人々、警察も映画みたいにすぐに来ないといった 現実世界の荒んだ状況から「映画の中の世界」がいかに華やかなものかという部分をヴィランの目線でみせるというのが何ともシニカルである。

当時としては画期的!『レディ・プレイヤー1』『シュガー・ラッシュ』の元祖

今作は「映画の中の世界」を描くということで、『氷の微笑』のキャサリン・トラメル、『ターミネーター2』のT-1000、『第七の封印』の死神など 様々な映画のキャラクターが登場する他、ジャン=クロード・ヴァン・ダムやM.C.ハマーといった俳優やスターもカメオ出演をするといったお祭り映画でもある。

今となっては『シュガー・ラッシュ』や『レディ・プレイヤー1』などといった上の上を行く作品が出てきてしまっているため、『ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』を観た後に『百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊』を観てしまった様な物足りなさは感じはするかもしれないが当時としては、画期的であり、シュワルツェネッガーの人脈をフル活用した様にも思える。

クライマックスでヴィランが魔法のチケットを使い、キング・コングやドラキュラ、レクター博士、フレディ・クルーガーなどを呼び出そうとするが阻止されてしまう。せめて何個かは実現させてほしかった…

たまたま呼び出してしまった『第七の封印』は、そのまま現実世界に残ったままだが大丈夫なのだろうか…人殺してましたけど!!

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