映画化企画まとめ特集というのは、今後映画化される予定の作品をテーマに絞って紹介していくものでいす。
あくまで企画ということもあって、製作されないまま消滅というパターンも考えられるため、その点はご了承を…
今回のテーマは「おもちゃ」
おもちゃの映画化は、実はまだ少ない。
代表的なところでいえば『レゴ・ムービー』や『トランスフォーマー』『G.I.ジョー』『トロールズ』『ブラッツ』などがあり、意外なところで言えば2012年の映画『バトルシップ』もハズブロ社のボードゲームが元である。
2020年には、日本でもドイツのおもちゃプレイモービルを題材とした映画『プレイモービル マーラとチャーリーの大冒険』が公開予定だ。
『トランスフォーマー』がヒットしたことで、数々のおもちゃの映画化企画が浮上したが、実際に実現されたものは、まだ少ない。
『モノポリー』
20世紀初頭に誕生したボードゲーム、世界一有名なボードゲームと言っても過言ではない。
日本でも古くから販売されており、『人生ゲーム』や『いただきストリート』などの原型となっているのは、モノポリーである。
パワーレンジャーやスパイダーマンなど映画やドラマ、コミックなどとのコラボ商品も数多く販売されている。
そんな『モノポリー』の映画化企画が浮上したのは、やはり『トランスフォーマー』1作目がヒットした2007年頃であった。
しかし、具体的なことがなかなか決まらず、最近になって、やっと企画が動きだした。
『ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]』ティム・ストーリーが監督、『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』のケヴィン・ハートが主演を務める予定。
製作には『バンブルビー』など多くのハズブロ製品映画に参加しているオールスパーク・ピクチャーズ が今回も担当することになる。
『ミクロマン』
こちらも企画が浮上したのは、『モノポリー』同様に2007年の『トランスフォーマー』公開時であった。その後、2009年にJ・J・エイブラムス製作で具体化されたが、実現はしなかった。
この時に「おもちゃ」と「ロボット」の映画化企画がトレンドであったが、『ボルトロン』や『ロボテック』も映画化されていない中で、『ミクロマン』の企画が再浮上した。
今回の企画では、すでに製作中である『G.I.ジョー』の新作映画『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』は、実はユニバース映画であって、今後『ミクロマン』 『Visionaries』『M.A.S.K.』『ROM』 などのハズブロ製品の映画化企画は同じ世界を共有するというもの。
当初『ミクロマン』は2020年に公開予定であったが、 2019年後半に脚本・監督として、『ヒックとドラゴン』のディーン・デュボアが就任したということが報じられただけで主演も明かされていないところをみると、おそらくまだ企画は進んでおらず、『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』は予定より製作が遅れている点などを考えるとユニバース化されていない可能性が高い。
『バービー』
短編や長編のアニメ映画はいくつか製作されてきたバービーだが、ついに実写化されることが決定した。
また主演にエイミー・シューマーやアン・ハサウェイなどが候補に挙がっていたが、『スキャンダル』『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey』のマーゴット・ロビーがバービー役に抜擢された。
マーゴット・ロビーは、主演の他にプロデューサーも務める。
また別企画としてバービーの生みの親であり、2002年にこの世を去ったルース・ハンドラーの伝記映画の製作も決定している。
『BE@RBRICK ベアブリック』
メディコム・トイが先に手掛けていたシリーズのキューブリックをクマ型として展開したベアブリック。
様々なアーティストや映画、漫画、ファッションブランドなどとのコラボが今でも話題を呼ぶデザイナーズ・トイの代表的存在とも言える。
そんなベアブリックが電通のアメリカにある小会社「電通エンタテインメントUSA」と『シュレック』『トロールズ』のドリームワークス・アニメーションの子会社「ドリームワークス・アニメーション・テレビジョン」と共同で製作することが決定した。
ベアブリックは、アジア圏では比較的流通しているが、アメリカでの知名度はそれほどない。今回のアニメ化企画は、ベアブリックをアメリカで本格展開させるプロジェクトの一部である可能性が高い。
『ファービー』
日本でも社会現象となったファービーの映画化企画は、2016年11月に開催された アメリカン・フィルム・マーケットの中で 「ディメンション・フィルムズ」レーベルの新作企画として発表されたものだ。
『パティントン』のように実写とCGIを融合させた作品になる予定だということも発表された。
その時に発表された企画の『ポラロイド』は2019年に公開されたが、マーク・ウォルバーグ主演で予定されていた『600万ドルの男』のリメイク企画はまだ実現していないところをみると、まだ先になりそうだ。
日本でもブーム終了後でも長年に渡って展開されており、2016年にはファービーコネクトという新シリーズも展開されているだけに、知名度の問題はなさそうだ。
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