作品情報
コロンビアで3年間にわたって続いた内戦「千日戦争」末期の1902年。革命軍兵士のアルフレッドは、内戦に加わって消息を絶っている兄に子どもができたことを伝えるため、サンタンデール州のチカモチャ渓谷に赴く。アルフレドは渓谷で偶然出会ったアマチュア写真家ベニートと行動をともにする。ベニートも自分の父親を殺した男を探して旅していたのだった。それぞれの目的のために旅をするふたりの前に、次々と怪しい人物たちが現れる…。
『アディオス・アミーゴ 』レビュー
舞台設定としては、あまり映画やドラマでは描かれることのない、コロンビアの内戦「千日戦争」末期を描いており、デリケートな時期であることは伝わってくるし、一部スピリチュアルなものを感じさせるシーンはあるものの、全体的に描いていることは、非常にシンプル。
ある目的のために旅をする男の道中で、様々な個性的で属性の違うキャラクターたちが仲間に加わり、冒険する。そして、その先々で様々な困難や敵を乗り越えていくという漫画やゲーム的な展開の作品。
それでいて、マカロニ・ウエスタンスタイルの対決シーンなど、 大衆ウケしやすい要素が詰め込まれた冒険活劇といえるだろう。
逆に言えば、良くも悪くも、あまりアレコレと言うことのない作品でもある。
点数 80
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