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SOO→COOL MOVIE MUSIC:『RRR』より「ナチョ・ナチョ(ヒンディー版)」(ヴィシャール・ミシュラ、Rahul Sipligunj)

最高にクールな映画音楽改め、SOO→COOL MOVIE MUSIC!映画音楽紹介!!

今回紹介するのは 10月に日本公開が決定した世界的ヒット作『RRR』 の中の「ナチョ・ナチョ」だ。

先日『RRR』の関係者試写に行ってきたのだが、肝心な部分を忘れてしまった。

『RRR』以前、ヒンディー版を観ていて、Spotifyなどでもヒンディー版の曲ばかりを聴いていたため、記憶が混合されてしまって、作中の曲がテルグかヒンディーのどっちなのかが分からなくなってしまった。

普通に考えてテルグバージョンだと思うが、世界中で公開中の作品だけに、過去にインターナショナル版はオリジナルよりもヒンディーの方の曲を使用している場合もあるだけに、勝手な想像だけでは判断できないということと、そもそもインターナショナル版が存在しているのかも含めて、一応配給会社に確認中。

それは置いといて、『RRR』は、そもそもテルグ映画ということで、中間にあるダンスバトルシーンは、テルグ版「ナートゥ・ナートゥ」の正しいバージョンではあるが、今回紹介するのは、ポップ感が足されているヒンディー版の「ナチョ・ナチョ」の方だ。

テルグ版とヒンディー版の大きな違いは、プレイバックシンガーはRahul Sipligunjが共通ではあるが、ヒンディー版では、ヒンディーに加え、タミル、テルグ、マヤーラム語の曲を歌うこともあったり、パリニーティ・チョープラ主演映画『Jabariya Jodi』や『タイム・トゥ・ダンス』にも曲を提供しているヴィシャール・ミシュラが参加している。一方、テルグ版はKaala Bhairavaだ。

この曲が使用されいるのは、イギリス貴族のパーティに招かれたビームが、イギリス人たちに「ダンスなんて知らないだろ!」「これがタンゴ、フラメンコ……」とバカにされたことで、私たちには、伝統的なダンススタイルの「ナートゥ」があるゾっ!と反撃開始するシーンだ。

映像からわかる通り、背景に映っている女性陣は体が勝手に動いてしまう。音楽隊の男性も体が動いているように見えるが、これは貴族ではなく、貧しい生まれの男性という設定だからだろう。芸が細かい!!

この時のジェニー役のオリヴィア・モリスの表情が、本当にダンスを楽しんでいるようで素晴らしい。

最終的には、抵抗していた男性陣も思わず対抗意識を燃やしてしまう。

ダンスを通して少しは理解し合えたと思ったジェイクが、その後何の役割りも果たさないのは残念でならなかった……。

良いキャラだったのに。

エンディングソングの「Sholay」もおすすめ。ネットではショートバージョンも配信されているが、↓フルバージョンでは、オリヴィア・モリスとアジャイ・デーヴガン、そして監督のS・S・ラージャマウリの姿も観ることができる!!

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