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『バフィー 〜恋する十字架〜』『吸血キラー/聖少女バフィー』徹底解説:S4-09「少しだけブルー」

バフィー恋する十字架とは?

今となっては『アベンジャーズ』や『ジャスティス・リーグ』などといったメジャー大作の監督というイメージが強いジョス・ウェドンの出世作であり、その後のクリエイターたちに大きな影響を与え続けた伝説的海外ドラマ『 バフィー~恋する十字架~ 』

VHSでは『ナイトフォール』として全3巻の編集版がリリースされ、金曜ロードショーで地上波放送された後、続編のリリースはされずCSのFOXチャンネルで放送されていた。

FOXがDVDをリリースする際に付けられたタイトルは『吸血キラー/聖少女バフィー』であったが、特に人気を博したシーズン3以降は日本ではリリースされなかった。

商品化やゲーム化もされており、日本でもXboxのソフトが英語版のままという異例のスタイルで発売されるなど、多くのファンを抱えていた。

シーズン7とスピンオフの『エンジェル』が制作され、最終回後アニメシリーズして存続するはずだったが、直前でキャンセルとなる。シーズン3から登場する新キャラクターのフェイスを主人公としてドラマ『フェイス』の企画もあったが、エリーザ・ドゥシュクが『トゥルー・コーリング』への出演を選択したことで、企画はボツになった。

その後も映画化企画や黒人女性を主人公としてリブートする企画なども浮上するものの、映像化は実現に至っていなかったが、コミックシリーズとしても現在も続いている。そんな『バフィー~恋する十字架~』がDisney+にSTARが融合したタイミングで配信開始!!

さすがオタククリエイターのジョス・ウェドンということもあって、かなりの量の小ネタが満載だったり、この頃は無名だったのに、今では映画スターになった俳優たちなどを紹介しながら、作品自体、エピソード自体の魅力も伝えていこう!という企画からスタートした新コーナー!

またネタを拾うために、ストーリーに沿った解説はしているが、観なくても済むようには書いていないため、細かい展開を省いている場合もあるのでご了承を!

1日1話ごと、17時に更新!!

シーズン4のメインキャスト

バフィー・アン・サマーズ役:サラ・ミシェル・ゲラー『スクリーム2』『スクービー・ドゥー

ウィロー・ローゼンバーグ役:アリソン・ハニガン『花嫁はエイリアン』『アメリカン・パイ』

ルパート・ジャイルズ役:アンソニー・スチュワート・ヘッド『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』『ゴーストライダー2』

ザンダー・ハリス役:ニコラス・ブレンドン 『サイコ・ビーチ・パーティ』『ニューヨーカーに変身する方法』

ダニエル・オズボーン(オズ)役:セス・グリーンプッシーキャッツ』『オースティン・パワーズ ゴールドメンバー

スパイク役:ジェームズ・マースターズ『ファイナル・デッド ダーク・ウォッチャー』『DRAGONBALL EVOLUTION』

アンヤ・ジェンキンズ(アニヤンカ)役:エマ・コールフィールド『黒の怨』『ワンダヴィジョン』

タラ・マックレイ役:アンバー・ベンソン『ナイトレイジ』『あのころ僕らは』

ライリー・フィン:マーク・ブルカス『ナイト&デイ』『ダークサイド』

ジョイス・サマーズ(バフィーの母):クリスティン・サザーランド『ミクロキッズ』

S4-09『少しだけブルー』

オズのことがまだ忘れられないウィロー。

バフィーはパーカーやエンジェルのことから離れて、ライリーのことが気になりはじめている。ウィローはバフィーとライリーの新たな恋を応援する一方で、自身はオズの帰りを待ち続けている。

スパイクからイニシアチブの情報を聞き出そうとするが、本当のことを言っているのかが確信が持てず、ウィローは「真実の呪文」でその情報がどこまで真実か、スパイクは本当に危険がないかを確認することを提案する。

オズが寮に残していた荷物も全てなくなったことを知ったウィロー。余計に気持ちが落ち込んでしまう。

バフィーとライリーがランチ中、ドライブについての会話の中で、バフィーは車との相性が悪いと言うが、これはシーズン3第6話「バンドのためのチョコバー」で母ジョイスの車をぶつけてしまったことを意味している。

ウィローは、そんなバフィーとライリーの楽しそうな姿を見て、より疎外感を感じてしまい、ブロンズでワルノリして踊っているような状態だ。

ウィローは心の傷を埋めるため、自分のために「願いごとの呪文」を使う。「願いごとの呪文」は文字通り、願いごとが叶う呪文だ。失敗したかに思えたが、呪文は成功していた。

説教するジャイルズに対して「何も見えてない」と言うと、実際にジャイルズは視力を失ってしまう。

シーズン3の第11話「ジンジャーブレット」でエイミーがネズミに変身してしまって以来、ウィローはエイミーを飼っているが、「普通の女の子のはずなのに……」と言った際に、一瞬だけ人間の姿( エリザベス・アン・アレン )に戻る。

ちなみに人間の姿のエイミーは、その後シーズン6まで登場しない。

ジャイルズが視力を失った隙に逃げ出したことで、ウィローとの会話の途中でスパイクを探しに出てしまう。「2分で見つかる」と言ったことで、すぐにスパイクは見つかり、さらに自分よりスパイクの捜索を優先させたことに腹を立て、「スパイクと結婚すればいい」と言ったことで、バフィーとスパイクは婚約してしまう。

ザンダーには「悪魔を呼ぶ磁石みたい」と言う。その際にシーズン1第4話「先生のお気に入り」のカマキリ女、シーズン2の第4話「インカのミイラ少女」について言及される。

バフィーは、視力を失ったジャイルズを助けようと「逆戻りの呪文」を試そうと、材料を手に入れるために出かけた先で、ライリーとばったり会った際に、スパイクと結婚することを報告してしまう。

一方ザンダーは、ウィローの呪文の通り、次々と悪魔に襲われることになってしまう。ザンダーとアンヤは悪魔から逃れるためジャイルズの家に逃げ込む。

そこでバフィーとスパイクがイチャついているのを見て、ウィローが言っていたことが現実になっていることに気付く。

バフィーたちは、ウィローに呪文を解かせるために、探しに行くが、ウィローはシーズン3第16話「ウィローのドッペルゲンガー」にも登場したダハフリン(アンディ・アンバーガー)に連れ去られていた。ダハフリンは悪魔のスカウトマンであり、アンヤを悪魔に変えたのもダハフリンだ。

ウィローはダハフリンのオファーを断ると、気が変わった場合はいつでも呼ぶようにと言い、ダハフリンを呼び出すアイテムを渡し、すんなり元の世界に戻された。

ウィローは元の世界に戻り、呪文を解いたことで、みんなは元に戻ったのだった。

バフィーはライリーに、スパイクとの結婚は冗談だったと言って、なんとか事なきを得る。

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