監督・脚本を『レディ・バード』『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』など、多感な時期の女性の揺れ動く感情を表現することに長けているグレタ・ガーウィグが務める他、共同脚本として、実生活でグレタのパートナーでもある、『イカとクジラ』『マリッジ・ストーリー』のノア・バームバックも参加する全世界で人気を誇るバービー人形の実写化企画が現在進行中。
主演として、すでに『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』のマーゴット・ロビー、『ソング・トゥ・ソング』『ファースト・マン』のライアン・ゴズリングの出演が決定し、他にも『アグリー・ベティ』『旅するジーンズと16歳の夏』のアメリカ・フェレーラ、『シャン・チー/テンリングスの伝説』のシム・リウ、『ラフ・ナイト 史上最悪!?の独身さよならパーティー』『イエスタデイ』『ゴーストバスターズ』のケイト・マッキノン、『シルクロード.com 史上最大の闇サイト』『tick, tick… BOOM!: チック、チック…ブーン!』のアレクサンドラ・シップ、『ナイル殺人事件』のエマ・マッキー、『イン・ザ・ハイツ』『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』のアリアナ・グリーンブラット、『俺たちスーパー・ポリティシャン めざせ下院議員！』『ユーロビジョン歌合戦 〜ファイア・サーガ物語〜』 ウィル・フェレルの出演が続々と決定している。
さらに 『レディ・バード』『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』 とグレタ・ズーウィグ監督作品に出演しているシアーシャ・ローナン、『
ザ・フォトグラフ』『ラブバード』のイッサ・レイ、『アサシネーション・ネーション』『YOU ー君がすべてー』のハリ・ネフ 、『セックス・エデュケーション』『愛しい人から最後の手紙』チューティ・ガトワなども加わった・
そしてこの度、「キングスマン」シリーズのマシュー・ヴォーン監督最新作『Argylle』で女優デビューすることも話題の、歌手デュア・リパも出演が決定した。
出演者の顔ぶれを見るだけでも、多様性を扱った作品でなるだろうが、一部明らかになった情報によると、バービーを演じるのは、マーゴット・ロビーだけではなく、イッサ・レイとハリ・ネフもバービー役を演じ、ケンにいたってもライアン・ゴズリングだけではなく、シム・リウとチューティ・ガトワがケンを演じるというのだ。
先日、補聴器の付いたバービー人形が発表されるなど、人形自体も多様性に力を入れているのだが、複数の俳優が同じ役を演じるということを考えると、実写というより、自分たちが人形であることを知ったうえで『LEGO ムービー』のように、メタ展開になる可能性はあるのではないだろうか……。
以前からメタ的な側面も描かれているといわれていたのは事実であり、ウィルが演じるのは、おもちゃ会社のCEOとされているため、バービーとケンを複数の俳優が演じるということは、それの裏付けともいえるのではないだろうか。
映画『バービー』は、公開は2023年の予定だ。
