アメリカのコミックレーベル「ブラックマスク・スタジオ」の代表的作品として知られる「BLACK」の映画化が決定!!
「ブラックマスク・スタジオ」といえば、マーベルやDC、イメージ、ダークホース、IDWなどと比べると、マイナーレーベルではあるものの、ジェンダー、人種問題、同性愛などの社会問題を描いた作品を多く手掛けることでも注目されるアート系レーベルだ。
『Kim & Kim』や『Beautiful Canvas』など注目作品も多い中で、圧倒的な人気を誇る「BLACK」シリーズ。2016年から出版された今作は、黒人だけが超人的な特殊能力を持っているという世界を描いた物語で、オリジナル版の主人公は、警官に撃たれた後に特殊能力を得た主人公カリーム・ジェンキンスということもあり、まさに「ブラック・ライヴズ・マター」を描いており、 黒人差別へのアンチテーゼとなっていることでも、かなり社会派な作品だ。
これまでにオリジナル・シリーズの他、スピンオフ兼続編的な作品として『BLACK: America’s Sweetheart』『BLACK [AF]: Widows And Orphans』といった続編シリーズも出版されており、多くのファンを抱えている。
監督・脚本に抜擢されたのは、『パージ:エクスペリメント』の ジェラード・マクマリー。
テーマとして「アメリカの分断」や「移民問題」などを含んでいる「パード」シリーズの監督が抜擢されたというのも納得がいくところだが、ジェラードは他にも、2009年に起きた、オスカー・グラント3世射殺事件を描いた『フルートベール駅で』の製作、壮絶な大学生の学生クラブにおいてのいじめ問題を描いた、Netflix配信映画『ヘルウィーク』でも監督・脚本を務めていることからもわかるように、かなり社会派な題材を扱う人物でもある。
ジェイク・ギレンホール主演で映画化される、イメージコミック原作『プロップヘット』の製作も務めるスタジオ8が製作し、ワーナー・ブラザーズが配給する。
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