歌曲賞でノミネートされている、ビヨンセによる『ドリームプラン』の「ビー・アライブ」のパフォーマンスからスタートした、第94回アカデミー賞。
去年は、コロナ過ということもあり、全体的に地味で、史上最低の視聴率とも言われてしまっただけに、そんな負のイメージから脱却するため、ビヨンセの華やかなパフォーマンスからスタートという点でも気合が入っている。
そして始まる授賞式、ホストを務めるのはエイミー・シューマー、ワンダ・サイクス、レジーナ・ホールのコメディエンヌ3人組が登壇し、『ウエスト・サイド・ストーリー』のレイチェル・ゼグラー、『リスペクト』でジェニファー・ハドソン、『ハウス・オブ・グッチ』のレディー・ガガ、ジャレド・レトがノミネートされていない、本気の皮肉を交えながら、レブロン・ジェームズが『スペース・プレイヤーズ』で、ヘアメイク部門にノミネートされていないとジョークも調子が良い。
一方で、会場にいたサミュエル・L・ジャクソンを名指しし、ラブコメディにあまり出演していないことをいじり、本人を困惑させるなど、いきなりエイミーとワンダのジョークが飛び交う中で、レジーナ・ホールが見守るというおもしろい画だ。
それに続き、エイミーがソロで残り、相変わらずの皮肉だらけの毒舌トークで、ノミネート作品をいじり倒す。
プレゼンターとして、『ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償』のダニエル・カルーヤと 「Fight For You」 で歌曲賞を受賞したH.E.R.が登壇。まずは助演女優賞からの発表となる。
助演女優賞
これは固いというか、100%確定枠だったが、やはり受賞は喜ばしいこと。登壇したアリアナ・デボーズは、家族への感謝と、移民、人種、LGBTQなど多様性についてスピーチし、観客を魅了した。
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