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『バフィー 〜恋する十字架〜』『吸血キラー/聖少女バフィー』徹底解説:S3-21「卒業の日 Part1」

バフィー恋する十字架とは?

今となっては『アベンジャーズ』や『ジャスティス・リーグ』などといったメジャー大作の監督というイメージが強いジョス・ウェドンの出世作であり、その後のクリエイターたちに大きな影響を与え続けた伝説的海外ドラマ『 バフィー~恋する十字架~ 』

VHSでは『ナイトフォール』として全3巻の編集版がリリースされ、金曜ロードショーで地上波放送された後、続編のリリースはされずCSのFOXチャンネルで放送されていた。

FOXがDVDをリリースする際に付けられたタイトルは『吸血キラー/聖少女バフィー』であったが、特に人気を博したシーズン3以降は日本ではリリースされなかった。

商品化やゲーム化もされており、日本でもXboxのソフトが英語版のままという異例のスタイルで発売されるなど、多くのファンを抱えていた。

シーズン7とスピンオフの『エンジェル』が制作され、最終回後アニメシリーズして存続するはずだったが、直前でキャンセルとなる。シーズン3から登場する新キャラクターのフェイスを主人公としてドラマ『フェイス』の企画もあったが、エリーザ・ドゥシュクが『トゥルー・コーリング』への出演を選択したことで、企画はボツになった。

その後も映画化企画や黒人女性を主人公としてリブートする企画なども浮上するものの、映像化は実現に至っていなかったが、コミックシリーズとしても現在も続いている。そんな『バフィー~恋する十字架~』がDisney+にSTARが融合したタイミングで配信開始!!

さすがオタククリエイターのジョス・ウェドンということもあって、かなりの量の小ネタが満載だったり、この頃は無名だったのに、今では映画スターになった俳優たちなどを紹介しながら、作品自体、エピソード自体の魅力も伝えていこう!という企画からスタートした新コーナー!

またネタを拾うために、ストーリーに沿った解説はしているが、観なくても済むようには書いていないため、細かい展開を省いている場合もあるのでご了承を!

1日1話ごと、17時に更新!!

シーズン3のメインキャスト

バフィー・アン・サマーズ役:サラ・ミシェル・ゲラー『スクリーム2』『スクービー・ドゥー

ウィロー・ローゼンバーグ役:アリソン・ハニガン『花嫁はエイリアン』『アメリカン・パイ』

ルパート・ジャイルズ役:アンソニー・スチュワート・ヘッド『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』『ゴーストライダー2』

ザンダー・ハリス役:ニコラス・ブレンドン 『サイコ・ビーチ・パーティ』『ニューヨーカーに変身する方法』

コーディリア・チェイス役:カリスマ・カーペンター『エクスペンダブルズ』『ホーンテッド・スクール』

ダニエル・オズボーン(オズ)役:セス・グリーンプッシーキャッツ』『オースティン・パワーズ ゴールドメンバー

フェイス役:エリーザ・ドゥシュククライモリ』『チアーズ!

ウェスリー・ウィンダム・プライス役: アレクシス・デニソフ『アベンジャーズ』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』

ウェルキンス市長:ハリー・グローナー『アバウト・シュミット』『ダンス・ウィズ・ミー』

エンジェル役:デヴィッド・ボレナーズ『SEAL Team/シール・チーム』『バレンタイン』

スパイク役:ジェームズ・マースターズ『ファイナル・デッド ダーク・ウォッチャー』『DRAGONBALL EVOLUTION』

ジョイス・サマーズ(バフィーの母):クリスティン・サザーランド『ミクロキッズ』

S3-21『卒業の日 Part1』

シーズン3第21話「卒業の日 Part1」は、シーズンフィナーレの前編であり、バフィーとフェイスの因縁に決着がつくエピソードでもある。

卒業の日が近づくと同時に市長の上昇の日も同じく近づいていた。ウィローはハーモニー(メルセデス・マクナブ)に、卒業アルバムにメッセージを書いてほしいと頼まれるが、ウィローは、ハーモニーに10年間いじめられていたことにされている。もともと仲良しだった設定のはずだったが、ここで設定にズレが生じている。

ちなみに授業のシーンで、ミラー先生(ジェームス・ルーリー) がシーズン3第1話「アン」以降、久しぶり登場するが、今回が最後。殺されたり行方不明になる中で、最後まで残っていた貴重な先生でもある。

一方市長は、フェイスに地質学のレスター・ワース教授を殺させる。この時点では、その目的は不明のままだ。

また、卒業式でスピーチをすることのは市長であることがわかり、上昇と同時にサニーデール高校の生徒たちをエサにしようとしていたのだ。

アンヤは上昇の日を過去に経験し、生き残った数少ない人物でもあったことがわかる。約800年前、ウラル山脈の魔術師が上昇し、ローヘッシュという悪魔になった際に、ローヘッシュが村人を皆殺しにした状況を目撃していたのだ。

アンヤは、地上にいる悪魔は人との雑種で、上昇は人間が純粋な悪魔になることだと言う。そんな会話をしていた最中に、スピーチの下見に高校を訪れていた市長が図書室に現れ、挑発する。

スナイダー校長と市長の間に、何かがあるような設定になっていたが、詳細は結局最後まで明らかにならなかった

バフィーはジョイスに、ジョイスをかばいながら戦うことができないため、 しばらくサニーデールを出るように言い、ジョイスも納得する。

ウィローとオズは、上昇を阻止する魔法を探すが、今のウィローのレベルでは、難しい。また、この時点でねずみになったままのエイミーは、まだウィローの部屋にいることがわかる。

バフィーがワース教授の自宅で調べものをしていると、ジャイルズに頼まれたエンジェルが現れる。

ワース教授は火山について研究していたことがわかる。エンジェルと帰る途中で口論となるが、突然、エンジェルが弓で打ち抜かれる。犯人はフェイスだったが、わざと急所を外して毒で動けなくした。エンジェルに気を逸らさせる作戦だったのだ。

ジャイルズがワース教授が殺された理由を見つける。カウアイ島の調査団の団長だった教授は当時、巨大な死骸を発見したが、それを新種の恐竜と発表した。しかし、その死骸は悪魔のもので、市長が同じ種の悪魔になろうとしており、正体や弱点が知られないために教授を殺したのだ。

市長はガヴロックの箱の中の蜘蛛モンスターを食べる儀式を行う。それによって上昇の前に力を得ることができるようだ。

アンヤは卒業式の前に逃げ出すことにする。ザンダーも一緒に来るように誘うが、ザンダーは残って戦う決心は揺らがない。

ウェスリーはウォッチャー委員会に頼み、エンジェルを助けようとするが、いかなる場合においてもバンパイアを助けることに協力はできないという回答をされてしまった。

毒の正体は、バンパイアに効く「死人退治」というもので、治療する唯一の方法はスレイヤーの血を飲むことだった。

バフィーはフェイスの血を飲ませようと、市長名義で借りたフェイスの家に向かう。その際にフェイスが置いていったナイフを持っていく。

市長が変身しようとしている悪魔が「オルビカン」であることをつきとめたジャイルズだが、その想像以上の大きさに愕然とする。

戦いの末に、バフィーはナイフでフェイスを刺すが、動揺している間に、通りかかったトラックの荷台に飛び降り、逃げられてしまう……そして次回へ!

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