2022年2月18日から公開されている映画『アンチャーテッド』は、ソニーが自社のゲーム作品を映画やドラマ化するために設立した、「プレイステーション・プロダクションズ」の第1弾作品となる。
同じく、「プレイステーション・プロダクションズ」によるプロジェクトとして、すでに『The Last of Us』のドラマも撮影開始されており年内の放送が決定している他、『ツイステッド・メタル』のドラマ化や『ゴースト・オブ・ツシマ』の映画企画も進行している。さらに先日『ジャック×ダクスター』も企画されていることが明らかとなった。
その他にもNetflix映画として製作される『ロックマン』や『バイオショック』、ユニバーサルが製作する『スーパーマリオ』、パラマウントの『ソニック・ザ・ムービー3』『ナックルズ』、他にも『セインツ・ロウ』『モータルコンバット2』『ボーダーランズ』『テトリス』など企画が絶えない。
ゲームの映画化企画自体は、たびたび挙がるものの、実現には至らないことが多く、『鬼武者』はセットまで組まれたのにも関わらず、中止になってしまった。今回公開された『アンチャーテッド』に関しても、企画自体は2009年頃からスタートしていたが、完成までに時間がかかった。
そんな企画は山ほどある。未だに『メトロイド』や『メタルギア・ソリッド』といった、比較的映画化しやすい作品であっても実現には至っていない。
しかし、ここにきて少し事情が変わってきている。長年保留だった企画が、続々と再浮上し始めているのだ。
コロナ過のステイホーム需要によって、急激に売り上げを伸ばしたのは、ゲーム産業であり、普段ゲームに触れていなかった層もプレイする環境となったことが後押ししているのもあるが、動画配信サービスのコンテンツ争いも拍車をかけているといえるだろう。
アメコミやアニメの映画化、リブート、続編ときて、ゲームの映画化もいよいよレッドオーシャンに突入しそうな雰囲気だが、動画配信サービスによるコンテンツ争いは、今後どうなってしまうのだろうか……。せめてパンクしないでいてもらいたいところだ。
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