この度、リンジー・ローハンは、本格的に女優として再起作として、すでに製作されているNetflixのホリデーシーズン映画『Christmas in Wonderland』に加え、新たにNetflix映画2本の出演契約をしたようだ。
『Christmas in Wonderland』は、アメリカやイギリスでいう、いわゆるクリスマス向けテレビ映画ものであって、映画やドラマで見なくなった俳優が出演する定番のシリーズの延長線上のような作品であり、実際に監督を務めるジャニーン・ダミアンは『Christmas Waltz』『A Princess for Christmas』などのプロデューサーを務めている。
今作は、そんなジャニーン・ダミアンの映画監督デビュー作となるが、リンジー・ローハンの再起以前に、作品自体への不安もあるといったところ。
共演として『glee』のサム役でお馴染みのコード・オーバーストリート、『イン・ザ・ハイツ』のウスナビの娘役として出演していたオリヴィア・ペレス、ブライス・ハワードなども参加する。
リンジー・ローハンといえば、デビュー作にして一人二役に挑んだ『ファミリー・ゲーム/双子の天使』が話題となり、ディズニーお抱えの子役として、活躍してきた。ティーンになってからも、映画『フォーチュン・クッキー』『ミーン・ガールズ』などで人気を博し、2004年には歌手デビューも果たしている。
一方で、ディズニー・スターであったヒラリー・ダフと、歌手のアーロン・カーターを奪い合って不仲になり、パリス・ヒルトンやアシュリー・シンプソンともラブルを起こし、プライベートではゴシップ誌の注目を集めていた。
ドラッグ依存や飲酒運転での逮捕などが重なり、泥沼化したプライベートによって、女優としても歌手としても再起不可能とまでいわれた。リンジーの泥沼化は、セレブの堕落の象徴、子役の末路など、芸能界の悪い例として例えられるほど、黒歴史として残ってしまった。ちなみにブルーウォーターコミックスからコミック化もされ、『ブリングリング』でもネタにされている。
ついには開き直って『マチェーテ』ではトップレスを披露したことからも、このままポルノ女優になるどはないかとも噂されたが、さすがにそれは踏み留まったようで、長期のブランクはありながらも、B級映画の『シャドウ・リベンジ』に出演したり、2017年からはルパート・グリンド主演ドラマ『Sick Note ~診断書で人生復活?!~』にも出演していたが、今回が本格的な復帰作となる。
近年では、ヒラリー・ダフもドラマに積極的に出演していたり、パリス・ヒルトンもYouTube戦略で再ブレイクするなど、2000年代のスターたちが続々と再起を果たしているだけに、それに続けるかは、Netflix映画にかかっていると言っても過言ではないだろう。
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