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『バフィー 〜恋する十字架〜』『吸血キラー/聖少女バフィー』徹底解説:S3-14「バッドガールズ」

バフィー恋する十字架とは?

今となっては『アベンジャーズ』や『ジャスティス・リーグ』などといったメジャー大作の監督というイメージが強いジョス・ウェドンの出世作であり、その後のクリエイターたちに大きな影響を与え続けた伝説的海外ドラマ『 バフィー~恋する十字架~ 』

VHSでは『ナイトフォール』として全3巻の編集版がリリースされ、金曜ロードショーで地上波放送された後、続編のリリースはされずCSのFOXチャンネルで放送されていた。

FOXがDVDをリリースする際に付けられたタイトルは『吸血キラー/聖少女バフィー』であったが、特に人気を博したシーズン3以降は日本ではリリースされなかった。

商品化やゲーム化もされており、日本でもXboxのソフトが英語版のままという異例のスタイルで発売されるなど、多くのファンを抱えていた。

シーズン7とスピンオフの『エンジェル』が制作され、最終回後アニメシリーズして存続するはずだったが、直前でキャンセルとなる。シーズン3から登場する新キャラクターのフェイスを主人公としてドラマ『フェイス』の企画もあったが、エリーザ・ドゥシュクが『トゥルー・コーリング』への出演を選択したことで、企画はボツになった。

その後も映画化企画や黒人女性を主人公としてリブートする企画なども浮上するものの、映像化は実現に至っていなかったが、コミックシリーズとしても現在も続いている。そんな『バフィー~恋する十字架~』がDisney+にSTARが融合したタイミングで配信開始!!

さすがオタククリエイターのジョス・ウェドンということもあって、かなりの量の小ネタが満載だったり、この頃は無名だったのに、今では映画スターになった俳優たちなどを紹介しながら、作品自体、エピソード自体の魅力も伝えていこう!という企画からスタートした新コーナー!

またネタを拾うために、ストーリーに沿った解説はしているが、観なくても済むようには書いていないため、細かい展開を省いている場合もあるのでご了承を!

1日1話ごと、17時に更新!!

シーズン3のメインキャスト

バフィー・アン・サマーズ役:サラ・ミシェル・ゲラー『スクリーム2』『スクービー・ドゥー

ウィロー・ローゼンバーグ役:アリソン・ハニガン『花嫁はエイリアン』『アメリカン・パイ』

ルパート・ジャイルズ役:アンソニー・スチュワート・ヘッド『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』『ゴーストライダー2』

ザンダー・ハリス役:ニコラス・ブレンドン 『サイコ・ビーチ・パーティ』『ニューヨーカーに変身する方法』

コーディリア・チェイス役:カリスマ・カーペンター『エクスペンダブルズ』『ホーンテッド・スクール』

ダニエル・オズボーン(オズ)役:セス・グリーンプッシーキャッツ』『オースティン・パワーズ ゴールドメンバー

フェイス役:エリーザ・ドゥシュククライモリ』『チアーズ!

ウェスリー・ウィンダム・プライス役: アレクシス・デニソフ『アベンジャーズ』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』

ウェルキンス市長:ハリー・グローナー『アバウト・シュミット』『ダンス・ウィズ・ミー』

エンジェル役:デヴィッド・ボレナーズ『SEAL Team/シール・チーム』『バレンタイン』

スパイク役:ジェームズ・マースターズ『ファイナル・デッド ダーク・ウォッチャー』『DRAGONBALL EVOLUTION』

ジョイス・サマーズ(バフィーの母):クリスティン・サザーランド『ミクロキッズ』

S3-14『バッドガールズ』

シーズン3第14話「バッドガールズ」では、ウォッチャーとしてウェスリー・ウィンダム・プライスが初登場する。ウェスリーは、のちにスピンオフ『エンジェル』ではレギュラーキャラクターになるが、エンジェルとも初対面となる。

ちなみにウェスリーを演じているアレクシス・デニソフは、今作がきっかけでウィロー役のアリソン・ハニガンと結婚している。またジョス・ウェドンとも多くの作品で関わることになる。『アベンジャーズ』でサノスの手下、アザーを演じているのもアレクシスだ。

バフィーとフェイスは、見慣れない十字軍のような衣装のバンパイアに遭遇する。

エル・エリミナティ、15世紀のカルト教団で、バルハザーという悪魔と行動を共にしている。ウェスリーは、100年前にバルサザーは死んでいるという見解であったが、実際には生きていて、能力を取り戻そうとしていたのだ。

バフィーは、バイパイアを見ると直感で行動するフェイスに振り回されていたが、フェイスのように、本能のままに戦うことに、次第に快感をおぼうてしまい、ウィローたちよりもフェイスと一緒にいる時間が長くなっていく。

学校の試験よりもバンパイアを殺したいという衝動が勝ってしまい、気持ちも大きくなり、不良行為が快感となっていく。

エンジェルからの情報で、デベロー通りの倉庫にエリミナティとバルサザーが隠れていることを知り、そこに向かう。情報通りにバルサザーを見つけたバフイーとフェイス。

武器を持っていなかったバフィーは高校の図書室に武器を取りに戻ろうとするが、フェイスは近くにあったスポーツ用品店で武器を盗む。バフィーも流れでショーケースにあった武器を盗もうとするが、警官に捕まってしまう。

警官を気絶させ、パトカーから逃げ出すが、バフィーもさすがに、バンパイアを倒すためとはゆえ、やりすぎていることに違和感を感じはじめる。翌日になると、そのことが新聞に載っていないかと、不安でならない。

ウェスリーは知識はあるが、実戦経験がなく、教科書通りのようなアドバイスしかしない。ジャイルズもウェスリーに対して、呆れた様子であった。

そんなジャイルズもかつては、同じようなキャラクターであっただけに、明確には言及されないが、ジャイルズは昔の自分を見ているかのようでイラ立っていたようにも感じられる。

一方、市長の物語も少し動く。”奉納の儀式”のために、バルサザーの騒ぎが邪魔になると思った市長は、わざとバフィーたちとバルサザーが戦うように仕向ける。

バフィーとフェイスは再び、倉庫に向かうが、エルミナティたちに襲われる。その流れでフェイスはバンパイアと間違えて、市長助役のアラン・フィンチを殺してしまう。さすがにフェイスも、人間を殺してしまったことへの動揺は隠しきれなかったようだ。

思わず逃げ出してしまうフェイス。バフィーは仕方なく、ひとりで倉庫に向かい、バルサザーたちと対決することに。エンジェルも参戦する。

バフィーたちがバルサザーに気をとられている隙に、市長の儀式は、完了する。市長は以前にも、いくつかの儀式を行っており、今回は不死身になる儀式を行って、成功したのだ。

バフィーは以前、シーズン2の第11話「テッド」で、普通の人間を殺してしまった経験がある。しかし、テッドの場合は、結果的にロボットであったが、人間を殺してしまった時の罪悪感は知っていたこともあり、バフィーはフェイスの精神的な状態を心配して、助けになろうとする。

しかし、すでにフェイスはアランの死体を処理しており、スレイヤーだから、事故だからと割り切るべきだと、気にしていないような素振りをみせる。

ここが分岐点となって、次第にフェイスは闇落ちしていくことに…….

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